もう随分前に椿の通信販売のカタログを見ていて、面白い名前だと思っていた。
「ニライカナイ」とはどういう意味なんだろう? そう思っていたら、他のカタログに「方言で桃源郷という意味だ」と書かれていた。
鹿児島や奄美の方言だそうだ。
原木は鹿児島のどこかにあるらしい。
鮮烈な赤に、細く締まった黄金の杓が映える。花弁の先が尖っているのもいい。
とっても気に入っている一輪。
拙宅では接ぎ木苗が地植えされていて、多くの花を咲かせてくれている。最初の数年はどうも元気が無く心配していたけれど、今はとっても元気。葉もとっても艶やか。
椿は正直で、木が落ち着いてからきっちり施肥をすると、ほんとに元気になってくれます。
「関守」という白一重と対で植えてあり、花の時期もほぼ同じです。イイ感じです。
(文:04/04/02、写真:04/04/02)
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