京都の日本海側に実家がある。この4月に合併して「京丹後市」という名前に変わる。
その田舎の裏山にツバキの群生があり、数年前にその実を最終してきた。去年あたりからようやく花を付け始め、今シーズンも見事に咲いてくれた。
写真は、ちょっと機を逃して開ききってしまっているけれど、咲き始めは腰が締まっていて、杓の黄色もなかなか美しくてまずまずの花でした。杓の先がもう少し閉じていたらなお良いんだけど、野生種の実生(みしょう)にそこまで望むのは贅沢かもしれない。
まぁ、これと言って特徴がない普通のヤブツバキですね(残念ながら)。
以前、京都府の山城町(だったかな)の山口椿園にお邪魔したときに、新種の名前はどうやって付けるのか尋ねたことがある。明確な答えを覚えていないけれど、花や葉の姿形から命名するのではなく「掛け合わせたときから名前は決まっている」そうです。なるほどなぁ。その名前にふさわしい花を付けるまで改良を続けるんだろうなぁ。
で、この実生「つれそい」と勝手に名を付けることにした。その理由は...「内緒です」。
(文:04/03/13、写真:04/02/21)
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