よく中国へ行っていた(今や、すっかり「過去形」)。 なかでも上海の近くにある古都「杭州」はお気に入りの街です。
ある年末、冷たい雨にうたれながら、ホテルから歩き始めて雲隠寺まで歩いた。立ちこめるガスのなか、所々にボワっと浮かび上がるピンク色の塊。それが植生されていたこの「西湖」。どれだけ心を和ませてくれたことか。
初冬から春の終わりまで休まずに花を開き続ける。強健にして多花性。
雄しべに花粉が無いことなど、ワビスケの特性を持っている。日本の太郎冠者(有楽)にほどよく似ているけれど、花弁に縦に入るシワの具合がちょっと違うように思います。 ワビスケなので結実しないと思っていたのに、今年は2個稔りました。どんな花が咲くのか楽しみです(去年の実は、残念ながら発芽しなかった)。
咲き始めは、程良く胴が締まった猪口咲き、ただ咲き進むとどんどん開いていくのが残念ですね。鮮やかな桃。花が多くないこの時期にはうれしいですね。
(文:03/12/07、写真:03/12/02)
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