01/11・裏六甲で滝巡り

滝を巡る散策のはずだったが...


先週に引き続き有馬から滝を巡るコース。週の後半から寒気が緩んで気温も上がり気味だけど「氷爆」はまだみれるのだろうか? 今回は森の世捨て人さんとなっちゃんも同行して3人のパーティー。345さんにも声は掛けたんだけど...。

クルマで有馬温泉まで。電車とバスを乗り継いで行くのとは違い、ほんとあっと言う間に有馬に着いてしまう。事前の調査でロープウェイの駐車場が便利で安いことがわかっているのでここのクルマを置く(普通車終日600円)。 手早く準備を整える。先週はマイナス5度仕様の服装・装備だったけど、今日は普通の準備しかしていない。でも、車外にでると意外と冷え込んでいる(でも、気温は5度ほど)。8:30に湯漕谷に沿って歩き始める。 準備している時にハイカーが一人歩いて行ったし、歩き始めてから途中で何台かのクルマに抜かれたし、新聞に写真が載ったためか、それともいつもに較べて時間が遅いからなのか、この時期にしては人が多そうだ(事実、今日はほんとに沢山の人たちとすれ違いました)。

身体が暖まってきたら湯槽谷と紅葉谷の出合い。先週はここから直接谷筋を歩いたために堰堤や滝の高巻きに悩まされたので、別の場所に翌踏まれたコースがあるはずだともう少し山道に沿って歩く。果たして「→七曲がり滝」という標識があらわれた。先週もこの道を歩いていれば滝の名前にも悩まされなかったのに...。 やがて分岐、左は巻き道、右は「冬場は危険」と書いてある。でも無名滝を見るために右へ。この滝のすぐ横で先週歩いたコースに合流。岩が凍り付いて結構危なっかしい箇所。ここにはロープが渡してある。このロープに掴まって通過する。 しばらく軽快に歩くと人の気配が漂う。左右に出っ張った谷底を通過すると右手から水音が迫ってきて、視界に「七曲がり滝」の一部が入ってくる。そして滝の正面にまわると、先週よりも氷の量が増した滝がド〜ンと鎮座している。思わず見上げてしまう立派な滝ですね。氷の量が増えた分だけ、流れる水の量が減っているような気もするけど。 3人ほど熱心なカメラファンの方が三脚を設置して、パシャパシャ撮影中だ。ほんとは静かに人気の無いこの滝を見たかったんだけど、独り占めは出来ないしね、仕方ない(向こうもそう思っているかもしれないけど...)。 ここでしばし休憩。先週と違って、立ち止まっていてもそう寒くない。

「七曲がり滝」
この滝の左手に...

今日は、主稜線まで足を伸ばす予定はなく、この後百間滝と似位滝を見て有馬に戻る。 七曲がり滝に別れを告げて、滝の左手にある枯れ沢をよじ登る。取る付きはそう難しそうではなかったんだけど、さすがにパーティとなると、先週の単独行と違いひょいひょいとはいかない。この沢は花崗岩の壁が風化で崩れたようになっていて、下は比較的大きな岩で構成されているが、上に進めば進むほど細かい砂礫が堆積しているようになっていて、タイミング良く足を進めないとズルズル滑ってしまうのだ(角度もかなり急だしね)。 難渋を極めたものの、なっちゃんも無事に踏ん張ってこの難所を通過できた!通過した後にこの沢(壁?)を振り返ると、かなり厳しい(危ない?)コースだったことがわかる。同行のお二人にはご迷惑をお掛けしました(反省)。

その後、踏み跡をつたうと紅葉谷道に出合う。出合いを少し戻ると、百間滝を示す分岐があるので、この標識に従うとグングン高度を下げて、百間滝の頭にひょっこり出る、さらに下ると百間滝を見上げる沢に出る。 この滝の凍り具合はイマイチだけど、なかなか立派だ。 似位滝はすぐそこ。この滝はほぼ二段になっていて、これまた立派。

「百間滝」
「似位滝」
あまり良く写っていないけど

元の道を紅葉谷道まで引き返して、そこから有馬温泉まで楽しく語らいながら歩きました。この日はごくごく一部でハードなアタックもありましたが、おおむね楽しく滝を周遊するコースでしたね。帰りは昨年の12月にオープンしたばかりの「金の湯(旧温泉会館)」で疲れを癒して身体の芯から温まりました。

おつかれさまでした(無事でよかった)。 

ロープウェイ駐車場8:30〜9:10七曲がり滝9:30〜百間滝10:30〜11:30ロープウェイ駐車場

 

滝を彩るツララ 沢には丸い氷塊
冬の柔らかな陽射しが...