10/13・城山から荒地山をたどる

ハイキングコースでいい汗かきました!


この秋三度目の三連休。その中日に久しぶりに六甲の前衛山をぶらぶらと歩いてきました。
気持ちよく晴れた朝で、すがすがしい気持ちになりました。
パーティは4人。森の世捨て人さん、なっちゃん、そーさんそしてボク。拙宅に集合して、阪急電車の芦屋川がスタート地点です。

芦屋川からロックガーデンを方向へ歩き始める。何度かこのコースを歩いているけど、途中、城山へ別れる分岐が見つけられなかった。でもこの日は八つの目で歩いているので、分岐を示す標識を簡単に見つけられた。今までこんな立派な標識がどうして目に入らなかったのだろう?
豪邸の玄関先に立つ八重桜が幾つかピンクの華を開かせている、最近天候が不順だからかなぁ(奥池では早咲きのサザンカも咲いていました)。
標識を折れてほんのしばらくで山道に入る。いかにも六甲らしいコースだ。道は角度も適度で良く踏まれて歩きやすい。まばらな雑木林越しに朝日が射し込んできて気持ちいい。うっすらと汗がにじんでくる。
同行のなっちゃんも口が滑らかにまわっているので、コースとしては適度なんだとわかる。

「登山とハイキングはどう違うんですか?」となっちゃんに尋ねられて、ちょっと答えに困る。
ウ〜ンと考えてから「それは、歩きながらおしゃべりができるかどうかの差や」と答える。我ながらいい返事だと思ったけど、どうかな。もちろん、今日は「ハイキング」。

ちょっぴり角度が険しくなって、吐く息が荒くなりかけたところで南側の視界が大きく広がるテラスで休憩。一息入ります。ザックを背負った背中は汗がにじみます。
ここから一息で鷹尾山。ベンチに荷物を置いて一休み。
今日は森の世捨て人さんに先頭を歩いてもらい、ルート選択もお任せ状態なので、凄く気楽。先週の篠ケ峰とは全然違います。クモの巣が顔に当たることもないし、ぶんぶん煩わしい虫も飛んでいない「もう、秋なのね」なんて思っていたら、クモの巣は世捨て人さんが払ってくれていたのだ(ありがとうございます)。
単独で歩いているおじさんと世捨て人さんが話している。芦屋川を詰めた「本谷」がなかなかいいと、このおじさんは力説しているようだ。次回はこの本谷を攻めましょう!

しばらくするとちょっと下り。ここからは高座川の谷を挟んでロックガーデンの様子が目に入る。赤いシャツを着た人が歩いているのが見える。
木々に囲まれている痩せた尾根筋を辿ると、目前に荒地山にいたる壁が目前に迫ってくる。ここからがきょうのハイライト「岩梯子」。
が、森の世捨て人さんは巻き道の方へ入ってしまい、岩梯子を通過できず。岩梯子は逃げないから、また今度チャレンジしましょう。
この岩棚を通過すると展望が開けた岩のテラスになっているが、先行者がいるので遠慮する。一息ついたら荒地山まで足を伸ばして大休止。そろそろお腹の虫も鳴いているしね。

残念ながら淋しい荒地山は展望は効かない。でも、記憶にあるものより陽射しが差し明るい。ストーブに火を入れてお弁当を開く。
なっちゃんがこさえてきてくれた栗ご飯のおむすびが美味しい。
「栗ってこんなにおいしかったっけ?」

四人で、しかも殿(しんがり)を歩いていると「鈍感」になる。一人で歩いていると、音にも方向にも凄く気を張っているけどね。いつもなら相当気になるだろう芦有道路からわき上がってくるクルマの音も今日はそうでもない。
その分、上の方や下の方へ目が行く。先週も見かけたけど梢にはアケビがぶら下がっている。とても手は届きそうにないけどね。
足元にはアリの行列はもちろん、小さい芋虫の集団をを見かけたときにはぎょっとしてしまいます。森の世捨て人さんが「シソチョウ」を見かけた。ボクは姿は見られなかったけど、聞き慣れない歌声だった。梢にはメジロがたくさん。

西おたふく山はあきらめて、荒地山からゴルフ橋(芦有ゲート)まで下り、芦有をつたって奥池まで歩くことにする。芦屋川から荒地山まで約3時間。イイ感じですね。
奥池で森の世捨て人さんのご家族(奥様とお子さん3人)と合流して、広場でお弁当を囲む。最初は汗びっしょりで日陰だったけど、やっぱり秋ですね。汗が引くと日陰では冷えてくる。

たまにはこんなハイキングコースを辿るのもいいもんんだなぁ。

おつかれさまでした

 

今日のコースタイムはなしです