09/15・大舟山

ほんとに静かでお気に入り


お盆の大山遠征で消耗した体力と気力はなかなか戻ってこない(体重はすぐに戻ったけど)。9月に入ってすぐに昨年のように扇ノ山への遠征を考えたが、うやむやのうちに週末が過ぎて行った。
そうこうしているうちに仕事で三田から篠山・柏原を経て西脇へ出かけた。生憎の曇天で時折り小雨がぱらつく天気だったが、柏原からR175を西へ向かうと大きな山塊がどっか〜ん、と目に入ってくる。なかなか食指がそそられる山だ。前衛従えて、奥に頂きが鎮座している。
地図で調べると山南町・氷上町・加美町の町境にある篠ケ峰(827.0m)のようだ。
秋の第一弾はこの篠ケ峰のはずだったんやけどなぁ...。

でも、結局足慣らしに選んだのは「お気軽」な大舟山。
ハンドルを握っていると、何故か自然とこの大舟山へ向かってしまったのだ。
次回はちゃんと事前調査をして篠ケ峰に挑戦します。

スタート地点はいつものように、十倉の集会場。時間は6:30少し前。手早く準備を済ませ、ストックを片手に出発。このところ雨も少ないので乾燥している。静かなスタートはいつものことですね。
この「静けさ」が大舟山の魅力なのです。

コースは大きく分けて三つのパートに分けることができます。
最初は九十九折の取り付き部分。このパートは正直言ってしんどい。だいたい20〜30分、忍の一字で頑張りひたすら高度を稼ぎます。
二つ目のパートは「巻き道」。ある程度の高さに達しているので、最後の部分に向けての調整ですね。高度差もさほど無く、ゆるやかな登りが続きます。ここで息を整えましょう。
そして、最後がアタックです。ほんとに最後の一踏ん張り。角度が急になるけど、いつまでも続くわけではありません。

クルマを停めた十倉集会所からちょうど1時間。ぽっかり頭上が開けてきたら、そこはもう頂上です。
おつかれさま!

上空の天気はもう一つだけど、駈け抜ける涼風が心地良い。一汗かいた身体をさわやかにさましてくれます。
ストーブに点火してコーヒーを飲みます(ザックに入れっぱなしのコーヒーだから、香りも味も飛んでしまって単なる黒い液体だ!)。
天気はもう一つだけど、眼下に広がる風景はなかなかのものがありますよ。遠くには梅田のビル街のシルエット。右手にははるか明石海峡が光っています。 昔の人が九州からの帰り道に、明石海峡からこの大舟山を見つけて「帰ってきたんだなぁ」と心を和ませたと、山頂の案内板に書かれていました。ホントかな?

結局、誰にも会わないまま下山しました。 もう勝手知ったるコースなので、楽しみはそうないのですが、ほんとに静かでお気に入りのコースです(初心者の方にもオススメ)。
途中、帽子にたくさんクモの糸にからまり、この里山に秋の訪れはもう少し先なのかと思いました。ツバキの実もはじけていなかったしね。

おつかれさま!

 

十倉登山口6:30〜7:20山頂7:50〜8:30十倉登山口

 

山頂から東南を見れば
遠く梅田のビル群が望めました
(よくわからないけど)