04/06・稚児ガ墓山

道には迷うし、犬には襲われるし、散々な目に会う!


2月に吹雪の中を山口県にある東鳳翩山(ひがしほうべんざん)を歩いて以来、ちょっと山から遠ざかっていた。遠ざかっている間に、すっかり山も冬から春への衣替えを済ませていて、あんなに寒かったのがウソのよう。冬は冬で雪とたわむれながら歩くのも何とも言えず心地良いが、春の気配を満喫しながら汗を流すのも爽快!(のハズだった)

と言う訳で、久々に六甲を歩いてきました。
今回は六甲と言ってもひとつ谷を北へ隔てた丹生(たんじょう)山系。神戸電鉄の箕谷駅から北へ向いたあたりにある稚児ガ墓山(ちごがはかやま・596m)。鈴蘭台から帰る時にクルマから正面に見え、何時かは歩いてみたいと思っていた山だ。この山は山というより「緑の塊」のような雰囲気なんだけどね。

今回は3人のパーティ。たかお先生改め森の世捨て人さんと345さん、そしてボク。
朝の7時過ぎに柏尾団に到着。ここにクルマを置いて出発。この住宅地はまだ全部家が建っていないけど、まぁ、すごい邸宅ばっかりだ。

団地の最上部にある公園を見送って登山口へ。しばらくはコンクリート舗装された道で、右手には小さいながら田や畑が広がっている。やがて舗装も途切れ、ごろごろとした大きな石が転がる山道に入る。
全体的にはなだらかな登りが続き、345さんの舌も滑らかに回っている。これがキツイ道なら自然と無言の山行になるのですけどね。植生の間を縫う道なので、尾根筋に出るまでは薄暗いのが少し残念。

薄暗いので見にくくてすいません

丹生縦走路に出会うと、間もなく尾根筋に取り付き「もう少しやで」なんて言っていたら、この山の名前にもなっている稚児ガ墓(墓というか塚と呼んだほうがよさそう)に到着。
南側の木が切り払われており、展望が広がっている。鈴蘭台を経て正面には明石海峡大橋が見える。こんな角度でこの橋を見たことがなかったので、新鮮。なかなかいい感じだ。

明石海峡大橋が映っているハズだったけど...

ここで大休止、一息入れて、お弁当にする。ストーブに火を入れお湯を沸かす。なんか物足りなさも残るあっけない山歩きだ(とこのときはまだのん気に思っていた)。そんなに汗もかいていないしね。

二人で地理学的会話を交わしていらっしゃいました

小1時間ほど休んで、三角点(展望はなく、ほんとに通過点だ)に挨拶して、下山だ。登ってきた道ではなく、西のふもとにある無動寺を経由する周回コース。
「今日は345さんが転ばないね」なんて森の世捨て人さんが話していたら、いきなり345さんが静かに尻餅をついた。「ほんとに、面白い人だねぇ」
途中でちょっと色気を出してコースを変更。無動寺まで降りずに東へ向かうショートカットコースをとることにする(これがあかんかったなぁ)。丹生縦走路から別れて、静かで暗い谷筋へ入っていく。コースははっきりしているが、あまり踏まれていない道。それでも苦もなく降下し国道に合流。

国道に沿って降りていけばいいものを近道を探して、再び山中にさ迷いこんだ。やがて峠を越えてスポーツセンターに出る。地図によるとここからさらに東へ道があるはずだったが...。一度歩き始めた道はどんどん登っていくので引き返す。
「こっちちゃうかなぁ」と思った道も、途中で踏み跡も消えてしまい、枯れ沢をどんどん登っていく。345さんはすっかり無言だ(それでも、時折「ほんとに、この道であってるんですか〜?」って不安そうなツブヤキが聞こえてきたけど)。
途中、炭窯跡で一息入れる。どうも道無き道を進んでしまったようだ。ザックを担ぎなおして、再び登り始めるが、345さんの足の上がり方を見て退却を決意した。ほんとうにごめんなさい! 苦労をかけたねぇ。

しばらく、下っていくとガサガサって音がして、枯れ沢から巨大なシベリアンハスキーが猛烈な勢いで駆け上がって来るではないか!

「!○☆△□※!」

345さんの話しによれば、この時先頭を歩いていたボクは断末魔の叫び声を上げて、むなしく防御姿勢をとっていたそうだ。
道に迷ってくだびれ果てているのに、こんな山の中で犬に噛み殺されてしまうのか!
後ろから、へらへら笑った飼主が来たからよかったようなものの、一時はほんまにあせったで!

途中、赤いテープと配線跡の碍子を目標に再び歩き始めると、まったく思わぬ場所に飛び出した。よろよろとクルマに戻りほっと一息。
歩いた距離も時間も高度差もたいしたこと無かったんだけど、道に迷ってしまったことと犬に襲われかかったショックとでもうへろへろ状態。

西宮北インターの近くまで戻ってラーメンを食べて帰りました。
森の世捨て人さん345さんお疲れ様でした。しかし、二人にはすっかり信頼感無くしちゃったよなぁ。
山の中で犬を放すのは止めましょうね!
もう一つ、急がば回れ。無謀なショートカットコースを取るのは止めましょう!

次回は今回にも懲りず、比良か京都の北山を歩く予定です。

お疲れさまでした!

 

今回はコースタイムは無しです。