6/17・柿谷から苦楽園尾根

初夏のゴロゴロで野鳥を追う


先週も先々週もちょっと意地になって歩いてしまったので、今週は本来の「ぶらぶら歩き」に戻る。
もうすっかり「初夏」ですね。やまをぶらぶらしていると、蝿が飛んでたり、蜘蛛の巣だらけになったりすると、夏を感じます。休憩しているとどこからともなく蚊がぶ〜んと飛んできたりね。

で、この日は阪急の芦屋川から柿谷コースを上がって、ゴロゴロ岳から苦楽園尾根を下がって、北山緑地公園までのコース。やま歩きを楽しむのはもちろんですが、この日はしっかり装備を持って「バードウォッチング」です。
リュックに入れたのは、競馬用の双眼鏡とデジカメ。そして、リュックに三脚をしばりつけて出発です。早く、図鑑を買わないとダメですね。
芦屋川で入念に準備体操をして出発したのが6時少し前。以前にここをスタート地点にしたときもそうでしたが、駅前を数人のグループの方が清掃されていました、ほんとにご苦労様です。

柿谷コースも何カ所かの脇道があり、今日は先を急ぐ足ではないので、脇道が有れば入っていく。脇道に入って小さなピークで休憩。野鳥のさえずりが聞こえる。姿を見せてくれるのはシジュウカラやメジロ。メジロたちはボクの家の庭に遊びに来てくれなくなったっと思ってたら、こんなところにいたのか。でも厳寒期にもこの柿谷コースに君たちはいたよね。
双眼鏡で捉えたのはムクドリかな。薄い茶褐色と白い産毛で包まれていた。たしか「ムクムクしている」からムクドリだったよね。スズメの倍ぐらいの大きさ。
でも、三脚をセットしてカメラを構えてもなかなか姿を現してはくれない。ガサゴソ三脚をセットしているうちに、さえずりはすっかり遠のいてしまった。この場所は諦める。

次に腰を落ち着けたのは350メートルほどの無名ピークにある岩の上。今度は控えめに動きと音に気を付けて機材をセット。
メジロたちが近づいてくるけど、梢や若葉がジャマしてなかなか撮らせてくれない。諦めかけて、タバコを一服していると、ようやくボクの知らない小鳥が枯れ枝に止まってさえずりだした。ちょっと興奮して、夢中になってシャッターを押す。上手く撮れてるかな。この野鳥はちょっと甲高い声で鳴く。鳴くときはご丁寧に、口を上に向けてさえずるのです。

上を向いているでしょ!
あちこち、きょろきょろしてます

たかお先生。この鳥、何という名前ですか?

一種類だけでも撮影出来たことに満足して、もう少し歩く。また、脇道を進むと、岩を切り出そうとして、途中で諦めたら痕跡が残る見晴らしのいい岩場に到着。東側の眺望が素晴らしい。「夜景岩」とか「四つ目岩」とか呼ばれているようです。
間もなく、ゴロゴロに到着。久しぶりの三角点にごあいさつ。

ご無沙汰してました!

ここからは、登るのに苦しく、降りるのにも少し怖い苦楽園尾根を下る。冬の景色に記憶があるけれど、初夏のこの尾根道は藪が両側から繁り、道幅が狭く感じる。途中、蛇苺?それとも木苺?を発見。植物は動かないから撮影も楽ですね。

食べてしまいたいぐらいの美しさ

9時少し過ぎに柏堂のバス停に到着。今日はお腹空いた!

 

今回はコースタイムは無しです。