「S.W.A.T.」

06/Jan./2004

  

今回は梅田ナビオTOHOプレックスで観ました「S.W.A.T.」(2003年アメリカ)。
S.W.A.T.とは何の略だったか憶えていませんが、アメリカの特殊警察部隊のこと。普通の警官とは違って様々な重火器で武装し、数人のチームで戦術的に行動する。人質を取って立てこもる犯人や、大規模な市民の暴動など通常の警察では手に負えないような難事件に出動するわけだ。そう言えば、以前観た香港の映画「重装警察」もそんな感じだったかな。このS.W.A.T.を主題にした人気TVドラマが昔放映され、今回はそのリメイク作品だそうです。

何と言ってもこの作品の注目は、コリン・ファレルが出演していること。主人公でS.W.A.T.隊員を演じる彼の役は、いつものことだけど腕が立って頭も切れるという非の打ち処がない役だけどね。

アメリカのLAが舞台。
熟練S.W.A.T.警官のサミュエル・L・ジャクソンをリーダに、新たなS.W.A.T.チームが6人で形成される。コリン・ファレルもその一人。
物語の前半はこのチームが出来るまでの人間関係と、結成されたチームの活躍ぶりが描かれる。そしてなんともあっさりと次々と事件を解決していく。
そうこうしているうちに、あるヨーロッパの麻薬王がアメリカに密入国してくる。このおっさんナカナカ悪人ぶりを発揮していて、何をやらかすのかと期待も膨らむ、と思っていたら、なんとこのおっさんは交通違反でアッサリ捕まってしまう。
拍子が抜けたように思える展開だけど、これからようやく物語りが動き始める。その捕らえた麻薬王の囚人を護送する任務がS.W.A.T.チームに与えられるのだ。ところがこのおっさん、自分を逃がしてくれた者に1億ドルの報奨金を払うと、宣言したのだから、さあ大変。
護送中に次々と襲撃を受ける。。お金に目が眩んだ市民が蜂起して、護送するS.W.A.T.チームに襲いかかって来る! 
よく考えたらとんでもないお話しなのだ。果たしてS.W.A.T.チームは最後まで戦い抜けるのであろうか...。

感情の起伏を表したような描写は少ない。とても単純で、わかりやすい綺麗サッパリな作品。話題となるようなパンチはいまいちだけど、全体的に良くまとまっているし、観せ場もある。観終って爽快感が得られるのではないでしょうか。多くの人が理屈抜きに楽しめる作品ではないでしょうか。
コリン・ファレルは今後も続々と話題作に登場するようなので、また楽しみですね。

次回は「SSU」をご報告します。