「風の絨毯」 |
07/Jul./2003 |
さて今回は梅田ガーデンシネマにて「風の絨毯」、2002年日本・イラン合作。日本とイランの温かい交流を描いた作品だという。
日本の飛騨高山、当地の祭に出される山車にペルシア絨毯をかけるため(江戸時代にシルクロードを渡ってきたペルシア絨毯が祇園祭の山車にかけられたらしい)、発注した絨毯をはるばるイランまで取に来た日本人の親子。
出だしの日本でのエピソードはどうでもよかった。始まってしばらくしてからこれまたぐっすり寝てしまったしね。
それにしても普通なら三カ月かかるという絨毯を、20日で仕上てしまうなんて、ほんとにできるんだろうか? おまけにイランの人々が、どうしてそうまでして日本人のこの親子のために絨毯を造ろうとしたのか、そこにはあまり触れていない。これがほんとうに日本とイランとの温かい交流のお話だったのかというと疑問が残るなぁ。 泣いてしまうような感動ではないけれど素直に楽しめるいい作品だ。でもやっぱり、最後の日本でのシーンには違和感があったな。物語を全部イランでまとめた方がよかったかもね。 次回もガーデンシネマ、「エルミタージュ幻想」をご報告します。 |