「追憶の上海」

16/Jun./2003

  

続けて観ましたのは「追憶の上海」(原題:紅色戀人98年中国)。
舞台になっているのは1936年の上海。当時の中国は、国民党と共産党の争いが続き、日本軍の侵略も始まりそうだとかなんとかそんな時代背景だったかと思う。上海が舞台で、そこに滞在するアメリカ人医師トッド・バブコックが主人公のようだ。
ある夜、自宅にメイ・ティンが突然やってきて、「主人を診察してほしい」とか。不審ながらも彼女についていくと、そこには傷ついたレスリーが。レスリーとメイ・ティンは共産党の革命家で、国民党から弾圧を受けているとかいう不憫な状況で。なおかつ愛し合っているというこの二人を、トッド・バブコックの目から回想録のように過去の話で語られるというのがタイトルにもなっている「追憶の上海」という意味だ...。

なんだけど今回のこの映画、恥かしながら大半はまた眠りについてしまって内容を覚えてない、トホホ。レスリーは革命家のリーダーだっとようだけど、実際革命家らしい活動をしていたのは演説くらいしかなかったんじゃないか? どうなんだ?
メイ・ティンもそんなレスリーに憧れ惚れると言うのもなんだか出来過ぎのような話だし、そんな燃え上がる2人に絡んでくるトッド・バブコックだけど、ちっとも冴えなくて振り回されているんだけど、実際ストーリの進展は結局彼を中心に動いている。レスリーはメイ・ティンと単にいちゃいちゃしていただけのように思えたんだけど...。

まぁ、結局はなんのこっちゃわからなかったんだけどね。
またやってしまいました、今回ゴメンナサイ。

やっぱり前の覇王別姫が3時間に渡る長編だったし疲れていたのか、それに今回は早めに入場券を買っていたので座席に座れましたしね。最後はやっぱり話が全然わからないので唖然とスクリーンを眺めていただけでした。そんな時ふと周りを観て見ると、ハンカチ片手に涙を流す女性がチラホラ。「そんなに感動できる映画だったのか?」ウームもったいないことをしてしまった。
しっかり観るべきだったかも知れない。

シネ・ピピアではこの後「夢翔ける人/色情男女」を上映してましたが、さすがにこれ以上続けて観るのはツライので帰りました(それに「色情男女」はテレビで拝見しましたしね)。

次回は「レセ・パセ/自由への通行許可証」をご紹介します。