「ゴーストシップ」

18/Feb./2003

  

さて今回は天六はホクテンザにて「ゴーストシップ」2002年のアメリカ映画です。昨年観ました「13ゴースト」と同じ、ホラー専門の映画プロダクション、ダーク・キャッスル・エンタテイメントが送る第3弾。「13ゴースト」もなかなかよかったので期待を込めてやってまいりました。

梅田や動物園前での上映はとっくに終わってたのですが、ここホクテンザで今週から上映されるとあって観逃していた僕には嬉しい限り。ホクテンザは今後も他では上映が終わった映画がちょくちょく上映されます、観逃した映画がある方は是非チェックしてください。この劇場は相変わらず映画を観に来たとは思えない親父どもがちらほらいますが、この日は休日ともあって家族連れやカップルもわりといました。

さておき、映画の話しをしますと。
1962年にイタリアからアメリカへ向って出航した豪華客船、アントニア・グラーザ号。しかしその航海の途中、船は謎をに包まれたまま消息を絶ってしまう。
そして40年間の空白の末...。この漂流船を観たというパイロットの男の話を聞いたサルベージ船の一行は、一攫千金を求めてこの船にやって来た。しかし、かつてそこで繰り広げられた驚愕の事実、その理由は...。

とまあ映画らしいしかるべき話し。当然ホラーなので船は幽霊船、幽霊もわんさかだ。それにダークキャッスルの映画なので、恐怖感を想像させるようなドロドロしたシーンではなく、どちらかというとびっくりさせる演出だ(突然鐘が鳴るシーンで一番オドロいてしまいました)。いやぁしかし、よく皆あんな幽霊船の中をひとりで歩く気になるね、僕だったら怖くて一人じゃ乗れないよ。

お話しの方は船が何故こうなってしまったかという謎解きにだんだん移っていくのですが、このあたりからホラーというよりサスペンスのような(でも幽霊は出てくる、というより幽霊と会話したりする)お話しになってくる。
最後のオチというか結末は面白かったが、いかんせん現実味がなかったところにちょっと残念なところがあります。映画の雰囲気がガラっと変わってしまったのはいいが、敵役のキャラは喋りすぎだね。それと女の子がもうちょっと可愛かったらねぇ。

まっ兎も角、ダークキャッスルらいしホラー映画でそれなりに楽しめました。
ダークキャッスルの次回作は、今作で制作にまわっていたロバート・ゼメキス自身がメガホンを捕った作品がアメリカで夏頃に公開されるようです(タイトル忘れました、スミマセン)。早ければ日本でも年内に公開されるでしょう。

ではまた次回、サイナラ