「モンテ・クリスト伯」

29/Nov./2002

  

今年もいろんな映画を観て参りました。本数にしてついに今回で100本目、場所はOS劇場C・A・Pにて「モンテ・クリスト伯」です。2002年イギリス・アイルランドの映画。
日曜日、昼の回から行ったのですが劇場ホール入口まで行くと、なんとすでに行列ができているではないか!まさかOSで並ばされるとは夢にも思わなかった(言い過ぎか)、まぁ満席というわけでもないですけどね。

この映画は、「王妃マルゴ」「三銃士」などで知られる、19世紀のフランスを代表する文豪アレクサンドル・デュマの「巌窟王」を映画化したもの(僕はどれも読んだ事は無いですけどね)。「メメント」主演のガイ・ピアースも出演しているとあって、事前に前売券を買っておいての意気込みで観に来ました。

映画のざっとしたストーリをご説明しますと、舞台は19世紀フランス。永遠の愛を誓った男と女、そしてそれに恋横暴する男の親友。この親友の画策により、男は無実の罪を着せらてしまう。捕らえられ、離れ小島の牢獄に幽閉される男、いつしか時は流れ、親友は愛する女と結婚していた。復讐に燃える男、13年の月日のうち、男は脱出の機会を得た。そして彼は脱出後、名を変え、姿を変え、突如パリの社交界に登場した。その名は“モンテ・クリスト伯”...。

原作を読んだことが無いので、映画化にあたり脚色されているのかどうかはわからないが、お話としても非常に面白い。前半部分は割とみっちり描かれていて、獄中での生活でも飽きる事なくなかなか観応えあります。そしていざ脱出し、豪華絢爛に登場するモンテ・クリスト伯、このシーンは映画の中で一番の観せ場でしょう。ただその後は、割とポンポンと話が進んで、展開も速い。欲を云えばこの復讐劇もじっくり時間を掛けて、また苦悩してもらいたかったな。特に敵役となるガイ・ピアースがへなちょこな役回りになって残念、いっそのこと悲劇にしてしまってもよかったかもしれない。

かなり観応えのある映画だと思います、やっぱ映画っちゅーのはこうゆうのを観なアカンなーと改めて感じてしまいました。

さていよいよ12月、年末も映画が盛りだくさん(ホント?)。今後の予定としては「ザ・リング」「国姓爺合戦」「AIKI」や他に<韓国映画セレクション2002>、ハリーポッターも観たいと思います。
それではまたヨロシクサイナラ