「ファイティング・ラブ」

27/Nov./2002

  

今回は梅田ガーデンシネマにて「ファイティング・ラブ」。2001年香港、原題は「同居蜜友」です。

公開から一週間以上経ち、夜20:50からのレイトショー上映ともあって人は少ないかと思いきや、意外と観客は入っていたのには驚き。20人以上はいたでしょうか、これはなかなか期待できそうです。

主演はトニー・レオンとサミー・チェン。この二人が繰り広げるラブ・コメディの映画。
キャリアウーマンのデボラ(サミー・チェン)と牛モツ屋の店主トンザイ(トニー・レオン)、この二人が車の接触事故を起こしてしまう。お互い気が立っていたため、デボラは示談交渉の場に弁護士と刑事を連れて、一方のトンザイは店の仲間達を集めて待ち構えていた。

ところが交渉は、ベロベロに酒に酔っていたトンザイが第一声であっさり謝罪。和解した一堂はその場で宴会、デボラとトンザイは一気に意気投合し、 酒の勢いもあって関係を持ってしまった。
この時トンザイはデボラの問いに「恋人はいない」と答えた。しかしトンザイは、ミンディというTVアイドルと、彼女のわがままに振り回されながらも付き合っていたのだ...。

確かにトニー・レオンはカッコイイ。甘いマスクで女性に優しいと、こらモテるやろな〜と思います。一方のサミー・チェンもこれまた魅力的。美人だし、歳は30過ぎてるだろうけど、キャリアウーマンとしてたくましい女性の姿もあれば、うってかわって女の子らしい可愛らしさもみせる。

お話しとしてはけっこう無理がある展開で、たいした話じゃないんですが、この二人がノロケてるだけで面白い、おもわず頬が緩んでにやっとしてしまう。 僕個人的にはシリアスなラブストーリよりコメディの方が好きなので、なかなか楽しませてもらいました。

トニー・レオンの映画を観たの初めてなんですが、今度はシリアスな役も観て見たいですね。2003年春先に日本で公開予定の「ヒーロー(英雄)」という映画に彼は主演しています。この映画、監督はチャン・イーモウ、他の出演者にはマギー・チャン、リー・リンチェイ、チャン・ツィーともの凄いメンバーです。お話しは秦の始皇帝暗殺を題材にした武侠もの、中国映画史上最高額の40億円をかけたという大作。これはまた楽しみですね(是非拡大ロードショーでやってほしぃ〜)。

さて次回は「モンテ・クリスト伯」をご紹介します。