「ダウン」

01/Nov./2002

  

続けてホクテンザで観ましたのは「ダウン」、2001年アメリカ・オランダ合作映画です。
「マルホランド・ドライブ」のナオミ・ワッツが出演しているとあって、 けっこう人気出るのかなぁ? と思ってたら大阪ではホクテンザでの上映。入場する時にもぎりのおばちゃんに「けっこう入ってます?」と尋ねたら「いや〜ぜんぜん、ミーン・マシーンの方が入ってるよ」との返答。ちょっとがっかりした感じだ。 実際入るとホント3人しかいなかった、おまけに寝に来た親父数名...。

ナオミ・ワッツが主演かと思ったら、実際はジェームズ・マーシャルが主演(だと思う、最初は誰が主人公なのかわからない、「ツイン・ピークス」(TVシリーズ)に出ていた人らしい)。しかし映画の宣伝はナオミ・ワッツが全面に押し出されていますね。彼女はハリウッド版「ザ・リング」にも出演し、今後かなりの人気がでることでしょう。
他にはマイケル・アイアンサイドが出演。というか僕もこの映画を観るまで名前を知らなかったのですが、よく観かけて個人的にかなり好きな役者です(走り方とか)。日本でも大ヒットしたTVシリーズ「V」のタイラー役の人(といってもわからんか)。他には「トータル・リコール」でシュワちゃんを追い掛け回していた悪役、「スターシップ・トゥルーパーズ」で教官と隊長やってた人です。

さて映画のおはなし。
舞台はニューヨークマンハッタン。フロア数102、73基のエレベーター数を誇る、巨大な“ミレニアム・ビル”。しかし突然、そのエレベータが誤作動を起こし始めた。
整備に訪れたエレベーター技師マーク(ジェームズ・マーシャル)はその異常性を不審と感じたが、ビルのマネージャーは聞き入れようとしない。しかしその後もエレベーターに首を切断される者、最上階から落下する者など多くの犠牲者が続出する。
原因解明に立ち上がったマークは、特ダネを狙って取材にやってきた女性記者ジェニファー(ナオミ・ワッツ)と共に、独自にエレベーターの調査を始めた。だがそこに待ちうけていたのは、二人に想像をはるかに超えた衝撃的な事実だった...。

エレベータがまるで意志を持ったように勝手に動く!
そして突如襲いかかってくる!!!

そんな思いもよらぬ事態に、いったい何故? 何が起こったのか! とか考ながら映画を観てしまうものですが、その結末は...。

なんじゃそりゃ!
というちゃちいエンタテイメント映画になってしまって面白さ激減。しょうもない結末にそら人はいらんわ〜と妙に納得してしまいました。
この映画の観どころはホント、ナオミ・ワッツが出演していることだけですね。それを除けば、とても残念な映画です。
そんな1日でした。

次回は「夜間飛行」をご紹介します。