「エンジェル・スノー」

30/Sep./2002

  

この日は十三の第七藝術劇場にて「エンジェル・スノー」。2001年韓国の映画。いやぁ、韓国映画って久しぶりです、僕はあまり人間ドラマの映画は観ない方なんですけど、杭州先生のオススメもあって観に行って参りました。

ここの映画館も今回が始めて、第七藝術劇場って一度閉館して、今年の7月に復活したんですね、全然知りませんでした。夜20:30からのレイトショー上映。観客の入りは10数人というところでしょうか。

2001年度の大鐘賞(韓国のアカデミー賞)で監督賞、主演女優賞、助演女優賞、審査員特別賞を受賞した感動の作品。主演男優はイ・ソンジェ、女優はコ・ソヨン(僕は全然知りません〜ゴメンナサイ)。

ソクユンとジヌォンは結婚6年目を迎える若い夫婦。何不自由なく幸せな生活を送る彼らにも、一つだけ悩みがあった。それは、いまだ子供ができないこと。なんとか子供を作ろうと頑張るふたり。それは辛い日々であったが、ふたりの結びつきをより強いものにしていく。そして、ついにうれしい知らせが!
しかし、待望の妊娠に喜び沸く夫婦に、医師から非情な宣告が告げられる。「お子さんは生まれても一日しか生きられません」悩み、傷つけ合うふたり。そして下した決断は...。
(公式サイトのストーリ紹介をそのまま抜粋させていただきました、このストーリ説明よくできてます)

もうエピソードを聞いただけで感動できそうなお話。イタリアで実際にあった話らしいです。前半は割とコミカルに描かれていますが、後半は当然悲しくなる展開。涙を誘う、感動のお話でしょう。

しかし僕はあまり泣けなかった...ううむ、産まれてもすぐに死んでしまうという赤ん坊の話は悲しい話だ。だがこの映画はちょっと劇的なところを抑え気味に撮られてある。

赤ん坊が産まれた直後、ソクユンはすぐにでも出生届を出そうと役所に走っていくシーンがある。普通なら感動できるはずのこのエピソードも、映画ではサラっと流されていたりする。この演出はちょっと残念だ(僕が単純なだけかも知れない)。
結局のところ一番泣けたのは、前半早々、二人に赤ん坊ができたと医師から伝えられたシーン。おもわず涙ぐんでしまいました(やっぱり単純だ...)。雪にまつわるエピソードがたいしてなかったのにも残念だったですね。

10月にもうビデオが出るようです、機会があったら観てください。

復活した第七藝術劇場、他ではやってないような映画をやっていて、なかなかいい映画館ですね。ここでは次ぎはアニタ・ムイ主演の「夜間飛行」を観ようと思います。
それではまたヨロシク