「トリプルX」

28/Sep./2002

  

この日観ましたのは「トリプルX」、場所は大阪厚生年金会館。試写会です。
そういえば試写会で映画を観るというのは昨年の「ブレア・ウィッチ2」以来です。その時はさして人が多くなかったので、余裕だというイメージを持っていました。ところがこの日開演の6時半に着いてみるともの凄い人だかり、 1Fはすでに満席とのことで、2Fの観客席へと上がりました。
2Fへ着いてみるとなんとスクリーンの遠いことか、まあもともと映画館ではないのでしゃあない。それにしても遠い、字幕が読めるか心配でしたが、案の定上映が始まると、文字が所々かすれて読めません。これは「失敗したーっ!」の一言です。

トリプルXというタイトルの意味は“xXx”=“過激の3乗”ということ。
スパイアクション映画ですが、主人公は今までのスパイ映画のような優秀なエージェントという訳ではなく、Xスポーツ(エクストリーム・スポーツ、どんなスポーツなのか意味がわかりませんでした、スミマセン。どうやらスケボーとかそういう若者が興ずるストリート系のスポーツみたいです。どっちかというと過激なんでしょうね)。
そのXスポーツのカリスマであるストリートガイがスパイになって活躍するというお話。主演はヴィン・ディーゼル、98年の「プライベート・ライアン」に出演していた人(市街地で狙撃されて最初に死んだ兵士の役)。

さて映画のお話し。
ザンダー・ケイジ(ヴィン・ディーゼル)は法律なんか眼中にない。スリルを求めた危険なゲームに生命を賭け、若者達の熱狂的な人気を集めるXスポーツのカリスマだった。

そんなザンダーに目をつけたのが、NSA(国家安全保障局)のエージェント、 アウグスト・ギボンズ(サミュエル・L・ジャクソン、この人いろんな映画に出てますね)。NSAはかつてソ連が開発した生化学兵器を手に入れたと思われる、あるテログループを追っていたが、その本拠のあるプラハに潜入したエージジェントはことごとく抹殺され、手を焼いていたのだ。

ギボンズは“毒には毒を”の発想で、命知らずな犯罪者をその免罪を条件に新たなエージェントとして任命し、任務を与えようと考えたのだった。

突然NSAに拉致され、強引にテストに参加させられたザンダー。しかし彼はその卓抜した能力を発揮して次々と任務を達成。
結局、無理矢理エージェントにされることとなり、コードネームxXx(トリプルX)としてチェコへと向かった...。

お話としては単純だけど、わざとややこしくしているかのような展開。最初のうちはねむたくなるようなどうでもいい話です(僕は寝てました)。しかしこの映画の観どころはやっぱりアクションでしょう。
特に雪山にスノーボードを付けたまま空中ダイビングし、そのまま雪崩の中を滑走するシーンなんかはなかなかのスタントです。これは是非目の前の大きいスクリーンで鑑賞してみたかったですね(何故雪山をスノボーで走ってるのか意味はわからんかったけど)。

僕は普段なら観に行かないような映画でしたが、これもいい機会だったことです。でも映画としてはどうでしょう、梅田では三番街シネマで10月にロードショーされます。先行オールナイトもあるようですが、その観客の入りによってはひょっとしたら2週間で上映は終わってしまいそうな気がします。

次回は「ジェイソンX 13日の金曜日」をご紹介します。
ではマタ