「バイオハザード」

21/Sep./2002

  

金曜の夜に向ったのは梅田ピカデリー。平日の最終回だしもうそろそろ人も少なくなってきただろうと思い「バイオハザード」を観に行きました。
ところがピカデリー劇場についてみるともの凄い人だかり。エレベータは混雑し、ようやく乗って8Fの劇場に着いたものの、すでに並んでいる人の行列はなんと階段へと続いて5Fまで続いている! ピカデリー劇場は広いので満席というわけではありませんが、座席の座りごこちが悪いこの劇場でこの人の多さは最悪だと後悔してました。まあ一以前に観た10Fと比べて8Fはまだ座席が広かったのに助かりました。観客はゆうに200人は超えていたと思います。

“バイオハザード”とは生物災害の意味で、病原体、生物などにより引き起こされた人間をはじめ生物、あるいは生態系における危機的状況ということです。
大ヒットした同名のTVゲームの映画化。僕はこのゲームをしたことありませんが、かなりの恐いゲームらしいです。監督はポール・アンダーソンという人で、この人は95年にも「モータル・コンバット」という同名の格闘ゲームの映画を撮った人です。この映画はテレビで観ましたが、ゲームファンには面白いでしょうが知らない人にはちょっとね...くらいの面白さ。
また主演はミラ・ジョヴォヴィッチ。この人の映画も「フィフス・エレメント」や「ジャンヌ・ダルク」など観ました。ジャンヌダルクは極めて腹の立つ映画だったけどね(結局じゃあなんでこの映画観にきたんだよ、といわれんばかり)。

さて、映画のお話し。 巨大企業の地下の秘密研究所で開発中だった新種のウイルスが、何者かによって空気中の撒き散らされた。研究所のメインコンピューターはウイルスの汚染が地上に拡大するのを防ぐために研究所を封鎖、中に閉じ込められた500名以上の研究所員達は皆死亡した。

この暴走したメインコンピュータを停止させる為に、少数精鋭の特殊部隊が研究所へと潜入する。しかし彼らを待ちうけていたのは、ウィルス汚染がもたらした戦慄すべき光景だった...。

ゲームをご存知の方にはおわかりの通り、ウイルスによってゾンビと化した所員達が次々と襲いかかってきます。“死者が動く”というゾンビのルーツはたしか南米のどっかのブードゥー教だったかと思います(正確には仮死状態になって、後で蘇生するというものですけどね)。
この手の映画は昔は随分やってましたね、「バタリアン」とか思い出します。ゾンビだから銃で撃っても平気だ、と思いきや、なんか頭をやれば倒せるらしく素手で倒しちゃったりします。しかし改めて観るとやはり、恐い。死者の群れに囲まれるというのを想像すると、恐ろしくて震え上がってしまいます。

でも前半はちょっとねむたいかな。ゾンビが登場するまでは話がちょっとややこしくて、うつらうつらと寝てては大きな音に起こされるという繰り返しでした。ゾンビが登場したころにようやく目が覚める。
しかし最初のうちは恐かったけど、だんだんお話は謎解きにうつってきて、そのうち狂暴なモンスターが登場してゾンビの群れはもうほったらかし。悪くはない展開だけど、もう少しゾンビ群れを相手に奮闘してほしかったかな。

まあゲームを知らない人でもそこそこ楽しめます。懐かしい気持ちでゾンビ映画を観に行くのも悪くは無いでしょう。これが現代風のゾンビ映画でしょうね、続編もまた作られるかと思われます。

拡大系映画を観続けるこの最近、残りは「サイン」です。今度は13日の金曜日ジェイソンを観に行こうと思います。

それではまたヨロシク。