「ル・ブレ」

02/Sep./2002

  

続けて梅田はOS劇場で観たのは「ル・ブレ」。
フランスで2週連続No.1ヒットをとばしたと宣伝される映画(でも2週連続ってそんなに凄いのかな?)おりしも本日が公開日でもあります。
公開日当日と言ってもやはりOS劇場、広い劇場にもかかわらず観客はそこそこですけどね。でもこの映画館って実にいい映画を上映してます。僕の勝手な本年度の個人的アカデミー賞でもノミネートされている「ミモラ」や「トンネル」などの作品もこのOS劇場でも観ました。劇場は広いけど客は少ない、でも上映している映画は他ではそうやってなくてかなりいい作品もあるというかなりのお気に入り映画館のひとつです。

さてさて、映画のお話し。
大悪党として恐れられたモルテス(ジェラール・ランヴァン)も現在は服役中。7年の歳月を経てもうすぐ服役も終わるという頃、彼は頭のちょっとおかしいお調子者の看守長レジオ(ブノワ・ポールブールド)に宝くじを頼んで買ってもらっていた。
しかしなんとその宝くじが1500万ユーロの大当たり!獄中で大喜びのモルテス。ところがその当たりくじを、レジオの奥さんが知らぬうちに持って行ってしまった。向った先はなんとアフリカのダカール、彼女はダカールラリーの医療班スタッフとして参戦していたのだ。

怒ったモルテスは刑務所を脱出。レジオを連れてはるばるアフリカへと追いかけた...。

主演のジェラール・ランヴァンは「ムッシュ・カステラの恋」にも出演していた人。レジオ役のブノワ・ポールブールドは海外でも活躍するコメディアン。全然知らんけど、いつもながらなんだか凄そうだ。またこの映画はダカールラリーも登場するとあって、車もいろいろ登場。僕は車のことは全然知りませんが、劇場前売り券を買った時にも景品でトミーのミニカーのおもちゃをもらいました。
でも映画はカーアクションばっかりと言うわけではありません。ドタバタなエンターテイメント映画で、同じフランス映画のタクシーと似たような感じかな。相棒となるレジオもしゃべてばかりいるお調子者と、雰囲気も似ている。
また映画の最後の方で、「アメリ」で片手をいつもポケットに入れているちょっとおかしい八百屋の青年を演じていた人が登場していました。この映画でも片手をポケットに入れています。これがこの人の演技のこだわりなのかな?それともファンサービスなのか?名前は存じませんが、これから気になる役者です。
単純に観られて楽しめる映画です、悪くは無いですね。そんなにいいと言うわけでもありませんが、まあたまにはいいでしょう。

この日はなかなか楽しめた1日です。
次回は京都で観ました「13ゴースト」というホラー映画を紹介します。