「華の愛 遊園驚夢」

26/Aug./2002

  

今回観たのは「華の愛 遊園驚夢」、原題は「遊園驚夢」2001年香港の映画。京都の弥生座でまだレイトショー上映してました、暇だったので観に行きました。

遊園驚夢とは崑劇の名曲のひとつです。主演は宮澤りえ、舞台となっているのは中国蘇州で1930年代。
華麗な貴族文化が華やかりし頃、チャイナドレスに身を包み、その美しい歌声で多くの人々を魅了していた歌姫ジェイド(宮沢りえ)。彼女は今、貴族の第五夫人として嫁いでいた。
屋敷の中の閉じ込められた生活に堪え難い淋しさを感じていたジェイド。そんな彼女が頼ったのが、タキシードを颯爽と着こなす男装の麗人ラン(ジョイ・ウォン)。ランも他の多くの人々と同じく、ジェイドに惹きつけられた1人でもあった。
ふたりは同じ女性でありながら、友情とも愛情ともつかない微妙な関係だった。その幸せはいつまでも続くかのように思えた。しかしやがて時代は戦雲が暗い影を落としはじめる...。

この映画は昨年の香港電影金像奬(香港のアカデミー賞)で美術賞、衣裳賞を受賞した作品。たしかにその衣装や舞台の背景は豪華耽美で非常に美しい(最初のうちだけだったけどね)。また宮澤りえの中国語の台詞や歌はすべて吹替えで、少し違和感があるものの演技の方はなかなか好演かと思います。あと他にはランと恋に落ちる男シン役にダニエル・ウーが出演ています。ただちょっとダニエル・ウーの存在があんまり意味ないような気がしますが...。まあお話はたいして盛り上りもないような話しですけどね。

この月末はまた期待の映画が始まります。この弥生座では「13ゴースト」というホラー映画を観るつもりです。
それではまたサイナラ