「重装警察」

19/Aug./2002

  

さて今日は動物園前シネフェスタにやってきました。先週の韓国映画2本に続いて、今週からは香港映画が2本連続で上映されます。おりしも本日が公開日。にもかかわらずこの人の少なさは何だ?とばかり、観客の入りは20人くらいとこれは寂しい。

さて、今回の映画は「重装警察」。
2001年香港、原題も重装警察。題名の重装警察とはいったい何のことやらと申しますと、通称“ヒット・チーム”と呼ばれる香港警察の重装武器専門の情報課特殊部隊のことを指してます。
そのチームの活躍を描くスーパーバイオレンスアクション映画というわけ。僕は詳しくありませんがその筋のマニアにはたまらない最新兵器の数々、H&K MP5シリーズ、コルトM4A1、レミン トンM870等々の銃が登場します。
マフィアに潜入捜査していた警察官ホー(チン・ガーロウ)は、その正体がばれ、重傷を負い下半身不随となってしまった。署内で彼の親友であるドン(アレックス・トー)ら4人は、ホーの莫大な手術費を集める為、警官を辞職し、マフィアの地下銀行を襲撃した。
この襲撃に使用された重火器が最新の大型銃器であった為、警察署の捜査は重火器専門の捜査隊Team-E(通称ヒットチーム)に任される。

リーダーのツォン(ダニエル・ウー)他3人のSDU(Special Duties Unit)で構成される4人のメンバー。それに対して、再度地下銀行の襲撃を計画するドン達。そして奪われた現金を奪回する為に罠を貼り、待ち受けるマフィアと、三つ巴の銃撃戦が展開される。
主演はツォン役のダニエル・ウー。僕はこの人が出演している映画を観たのは以前に観ました、「ジェネックス・コップ」だけですがこの時はダメダサな悪役を演じていて味があったのに今回は実に真面目な警官の役でちょっとそっけない。
ドン役のアレックス・トーはアーティストとして有名。ジャッキー・チェンの「レッド・ブロンクス」にも出演していました。ホー役のチン・ガーロウ。この人も「七福星」や「酔拳2」の他、以前みた「拳神」にも出演してました。ちなみにこの人「無問題2」の監督です。

どうもこの映画はみんな生真面目というか、そっけない役どころばかりでストーリもシリアスなので面白みが無い。ヒットチームの紅一点である新人の女性を主人公にした方が映画としては面白かったんじゃないかな。でもこの映画の監督ダンテ・ラムという人はこういうクールな撮り方をするみたいです。新しい手法ですが、日本にも浸透するのはまだまだでしょうか。

さてお次は続けて観ました「冷戦」です。