「トータル・フィアーズ」

19/Aug./2002

  

釣りへ行ってきました。場所は和歌山塩屋港、高速を降りてすぐのところです。お盆ということもあり、道路は白浜へ向う車で一杯。この日は深夜3時ごろと早めに出発したので助かりました。また前日が盆真っ最中だったということもあり、港の波止場は線香やら蝋燭が立ってます(そんな日に釣りすんなよ!)。
それにしても暑い暑い。朝9時くらいまで釣ってましたが、それでも太陽はガンガンに照っています。結果は大きいキスと小さいチヌが何匹か釣れました。もちろん家に持って帰って天麩羅にして食ってやります。

この日観た映画というのは、一緒に釣りへ行った知人の所用で、帰りに堺のクロスモールへ。この時に待ち時間ができたため、時間潰しに映画でも観ようかということとなり、同じクロスモール内1Fのヴァージンシネマズ泉北に入りました。
まさかこんなところで映画を観ることになるとは...。この映画館はいろんな映画を上映しているシネコンです。拡大系の映画ばかりだったので、丁度時間が合ったのが「トータル・フィアーズ」。先週公開されたばかりの映画。
ヴァージンシネマズはシネコンということもあり、広いホールに座席数も多い。またスクリーンも非常に大きく、形も凹型に湾曲しています。ただこの劇場はポップコーンの匂いがやたらとしますね、バケツみたいな容器に入れたポップコーンを売ってました。

さて、映画のお話。行方不明になった核弾頭がテロリストによってアメリカ本土で大爆発! ロシアの攻撃と判断したアメリカ首脳陣は、すぐさま報復攻撃を開始。もはや両国の警戒レベルは最高レベルまで引き上げられ、ふたりの大統領はお互い核攻撃の発射命令を下すか否かの決断に迫られた...。

エンターテイメント映画だが、凄く現実味を帯びた話しだ。

CIAの調査によると、核を保有・開発している国は少なくとも世界に20カ国。そしてその何万もの核ミサイルが現在も発射台の上で待機状態であり、また今日まで164個の核弾頭が行方不明となっているともいう話。テロリストがアメリカ本土へ核兵器を持ち込み爆弾を仕掛けるなどと、昨年のアメリカでのテロ事件以来、無いとは言えない現実だ。
この映画はそうした現実の危機を、克明に描いている。実際爆発するまでの前半はチョットぬるくなってきて寝てしまいそうでしたが、後半はスピーディにテンポよく展開して非常に見応えあります。
爆発した核弾頭の放射能を測定して、どこで造られた爆弾なのか判明させたり、危機に瀕した時にアメリカ大統領はエアフォースと呼ばれるジェット機に乗り、ずっと空を飛んだまま(燃料の補給も空中で行う)作戦を展開しているなど、そんなのもあるんやねーっと感心する映像も見せてくれます。

時間があったから観てみた、くらいの気持ちだったのに、なかなか良くできて楽しめた映画でした。

次回は動物園前シネフェスタにて「重装警察」「冷戦」をご紹介します。
それではサイナラ