「ラッキー・ブレイク」

13/Aug./2002

  

今回は京都朝日シネマにて「ラッキー・ブレイク」。
先月までは大阪のテアトル梅田にて上映しておりましたが、観逃したのでこの日行って参りました。朝日シネマでも公開から2週目。その為人もまばらで観客は15人くらいの入りでしょうか。ここの劇場はスクリーンもホールも小さいですが、大阪だとテアトルやガーデンシネマやシネリーブルでやっているような映画がそれこそごちゃまぜで上映しています。公開はだいぶ遅いですけどね。

この映画はイギリスの映画で、監督はピーター・カッタネオという人。5年前にヒットしたらしい「フル・モンティ」という映画から、実に5年ぶりの待望の新作。「フル・モンティ」は僕も未見ですが、最近ではミュージカルになったとかで芸能ニュースでもわりかしやってまして今話題ですね。

さて、映画のおはなしは単純。
ジミーはしがない泥棒、現在刑務所に服役中。しかしそんな彼に、突然にチャンスが舞い込んだ。ミュージカル好きの所長が、囚人達による公演を企画した。さっそくジミーは仲間達とともに舞台の準備に取りかかり、それと同時に脱走計画も企てた!ところがジミーはミュージカルの相手役でもある、美人の更正カウンセラーと恋に落ちてしまう。果たして歌って♪踊って♪逃げろ!の大脱走計画は成功するのか?

この映画、実はあまり期待していなかったのに、それに反してなかなか面白かった。冒頭からテンポのいい始まり方に、また音楽もなかなかいい。
「大脱走」のような劇的なお話では無く、あくまでコミカル。現実的にそんな簡単に脱走できるわけでもなければ、警備もそんなにあまくない。しかしこの映画はそれがいい、単純なお話と、大衆受けする面白い映画だ。
またジミーと恋に落ちるヒロインの更正カウンセラー、アナベル役の役者は、オリヴィア・ウィリアムスという人で、なかなかの美人で魅力的。「シックス・センス」にも出演していた人みたいです(ブルースウィルスの妻役)。
欲を言えば最後の見せ場であるミュージカルをもっと大々的にやってほしかった。囚人達の素人公演だからかもしれないけど、舞台も一生懸命、脱走も一生懸命というシーンが観たかったかな。

心に残る映画ではないけど、単純に楽しめるいい映画。機会があったらまた観てください。

さて8月は盆休みに入るというのに、今のところはいい映画がやってない。しかし後半に入るとまた期待の映画が始まります。またまだ未見の映画も観に行こうと思います。「スターウォーズ」、「ピンポン」、「重装警察」、「冷戦」、「es[エス]」、「ウインドトーカーズ」、「ル・ブレ」、「チョコレート」などなどでしょうか。
それではまたゴキゲンヨウ、よい休日を!