「タイムマシン」

07/Aug./2002

  

さてこの日観ましたのは梅田ピカデリーにて「タイムマシン」。
今結構話題になってますね、19:10の回に行って参りました。

ピカデリー劇場で観るのは半年前の「ロード・オブ・ザ・リング」以来久しぶり。ここの劇場は座席のスペースが狭く、前との距離が短いので非常に観づらいです。浅く座って半ば寝ながら観る姿勢が多い僕にとってはこれはツライ。
それはともかく、上映が始まって予告編から、ハリーポッターの続編をやっていました。この作品の前作はビデオで観たのですが、正直期待していた程面白くなかったのでショックでした。でも続編の予告編を観る限りではまた面白そうなので、期待したいと思います。主演の子、だいぶ背が伸びたかな? そんな気がします。

さてさて本編の方ですが、この映画の原作は1世紀以上前に書かれたH.G.ウェルズの同名小説。監督は本作が監督デビューとなるサイモン・ウェルズ。この人はなんと原作者H.G.ウェルズの曾孫さんらしいです、すごいですね。
主演は「メメント」で好演を観せたガイ・ピアースというキャスト。

1899年冬・ニューヨーク。
若き科学者アレクサンダー・ハーデゲン(ガイ・ピアース)は、この日恋人のエマとデートの約束をしていた。
スケート場で待ち合わせをし、近くの公園に散歩に誘ったアレクサンダー。彼はそこでエマに指輪を渡し、結婚を申し込んだ。心から喜んだエマ、そして二人は永遠の愛を誓った。
しかしその時、二人の前に拳銃を持った強盗が現れる。
指輪を渡すことを要求してきた強盗、エマはそれを拒んだ。結局もみ合いとなり、アレクサンダーが助けようと割って入ろうとしたその時、銃弾はエマは胸に突き刺さり、彼女は雪の中に倒れ込んだ...。
その日からアレクサンダーは、恋人を失った悲しみに引き裂かれながらも、ある研究に没頭していた。そう、“あの日”に戻って過去を変えるための機械、タイムマシンを完成させたのである...。

結局過去に戻っても恋人は救えなかったわけですが、一度の失敗であっさりあきらめる主人公がちょっぴりものたりない感じがしました。
またその後彼は、「未来を変えることはできないのか?」というテーマを求めて、今度は未来へと時間を越えてゆきます。特にタイムワープのシーンは、単純な“着いたら未来だった”的な表現でなく、まわりの環境がめまぐるしく流れて行くという表現はなかなか見応えがあります。
時代は21世紀のニューヨークへ。そしてやがて、彼は80万年後の世界へと旅立って行きます。

ちなみにこの映画のタイムマシンが越えられるのは時空ではなく、時間だけ。空間は越えられない。そうすると時間を超えた先にもし建造物とかがあったりしたらどうなってしまうんや!
とかタイムマシンがどういう原理で時間を越えてるの?とか、この映画は実にさまざまな?疑問がでてきます。しかしそれらを気にしているとお話が進まないので、そんなことはきっぱり忘れて単純にSF大作を楽しむ気持ちで観るのがいいでしょう。

夏休みにちょうどいい映画ですかね。またメジャーな映画では今後は「バイオ・ハザード」とか面白そうです。
それではまたサイナラ