「怪盗ブラック・タイガー」

06/Aug./2002

  

ひさびさの映画です。
この日観ましたのはシネ・リーブル梅田にて、「怪盗ブラック・タイガー」。2000年タイの映画、原題は「TEARS OF THE BLACK TIGER」。この映画は予告編をよく宣伝してましたね。梅田ヨドバシカメラ前のでっかいスクリーンでも観かけました。気になったので前売券も購入し、この日鑑賞に来た意気込みです。時間は19:20の回より、劇場に着いたのは19:10ほどでしたが整理券の番号は12番でした。公開されてまだ3日目だというのにまた全然人が入ってませんね。

さて映画の方ですが、登場する人物をざっと並べると。
主人公は悪名高い盗賊団、ファーイ一味のスゴ腕ガンマン”ブラック・タイガー”ことダム。ヒロインは、幼い頃ダムと出会い恋した良家のお嬢様ラムプイ。そして同じ盗賊団で、ブラック・タイガーをライバル視するマヘスワン。また盗賊団撲滅を狙う地元警察のエリート警部で、ラムプイの婚約者でもあるガムジョン。
一言でいってしまえばガンアクションの西部劇とラブロマンスのお話。古典的なストーリに、いつの時代を思わせるのかノスタルジックな映像、それに加えて強烈な印象を与える色彩と、コテコテの映画です。
あまりのコテコテに笑わしてくれる作品かと思っていたら、実はほぼ前編にわたってシリアスなラブストーリでした。

西部劇のガンアクションは結構魅入ってしまいました。音楽も合わさってなかなかカッコイイシーンもあります。特に盗賊団が丘を越えてズラッと登場するシーンは渋い!
しかし主人公のダムとラムプイの回想シーンがちょっと長い。全体の1/3以上はあるでしょうか。ダムとラムプイが出会う少年時代はまだよかったのですが、1年前に再会した時のお話しは長すぎると思います。もう少し簡潔にまとめた方がよかったんじゃないかな。
またヒロインのラムプイ役の女性が可愛く無い。少女時代の子役はまだ可愛かったのに、大人になるともうおばはんみたいだ。タイの女性は端整な顔立ちをしている人が美人なのでしょうか。
しかし主人公の少年時代の子役は実によく似ている。また主人公にちょっかいをだす悪ガキ大将も少年と青年でそっくりでした。よくこんな似ている子がいましたね。
全体的に観るとやっぱりヌルい映画でした。あんまりオススメはできませんが、変わったもの観たさの人にはどうぞ。

8月はちょっと期待できる映画はあまりありませんね。今後のシネリーブルでは「チョコレート」とか期待です。他は動物園前で「重装警察」や「冷戦」といった香港映画がまた楽しみです。

また次の映画に期待!
それではサイナラ