「クィーン&ウォリアー」 |
29/Jul./2002 |
暑い毎日が続く今日この頃でございます。 ベルダールは勇敢なる戦士。 伝説として語り告げられるこの”魔法の国”で、数々の冒険を繰り広げ、幾多の秘宝を手にしてきた。そしてこの時も彼は、洞穴の奥深くに眠るハート型の宝石を求め、未知なる領域へと足を踏みいれていた。熔岩の河を越え、千の瞳の祭壇に辿り付いた彼は、玉座に座る戦士のミイラの心臓から、ついに宝石を手に入れる。しかし宝石を手にしたものには、教団の呪いがかけられる。途端に宝石は炎を発し、それを持っていた彼の手は焼け爛れ、痛みと絶望に彼は阿鼻叫喚の叫び声を上げた...。 次の瞬間、叫びとともに彼が目を覚ましたのは、ベッドの上だった。母親がしきりに怒鳴り、彼を起こそうとしている。あたりを見回すと、そこには散乱したTVゲームやら雑誌やら。眠い目を引きずりながら鏡に向うと、そこには少年の顔が。着ている服装は、TシャツとGパン。そして彼は呼びにきた友達とともに、学校へ向ったのだ。 少年の名は、ラモン。彼は毎夜、友人達とロールプレイングゲームに興じている。そしてそのゲームの中で果敢に戦う英雄、ベルダール。それは彼のキャラクタだ。
いきなり画面が切り替わったらそこは現実世界と、予想だにもしなかった展開に、一瞬気が抜けてしまった感じだ。果たしてこれは、少年の虚像なのか、それとも恐ろしい教団の呪いなのか。しかし映画の方も、その後の展開ももうわけがわからない。アメリカ映画なら、少年はベルダールのごとく力を手に入れて、多いに活躍するようなファンタジーなお話になるだろう。しかしこの映画の少年は、あまりに無力過ぎる。 ちょっと今日は変な話になってしまいました。また他の映画を観に行きたいと思います。
7月も終わり、もう8月ですね。8月気になる映画は「怪盗ブラックタイガー」、「モンスーン・ウェディング」、「チキンハート」なんかでしょうか。 |