「ワンス・アンド・フォーエバー」

01/Jul./2002

  

さて、休日は京都はスカラ座にて「ワンス・アンド・フォーエバー」。以前に前売りを買っていたのでこの日観に参りました。劇場には昼12:20の回から。しかしスカラ座を含め、大半の劇場は今「スターウォーズ」の先行オールナイトを上映していますね。僕はまだ「エピソード1」を観ておりません。「やばい、このままでは遅れてしまう!」と焦っております。どこか劇場でやってくれないかなあ。

さてこの「ワンス・アンド・フォーエバー」。ご存知ながら戦争映画です。舞台になっているのはベトナム戦争。メル・ギブソン扮するムーア中佐は、第7航空機動隊として、ヘリ部隊を率い南ベトナムはイア・ドランという谷へ降り立ちます。
しかしそこで待っていたのは敵の罠。すぐさま北ベトナム軍が攻撃を仕掛けてき、部隊は包囲されてしまいます。そこから延々と続く激戦。アメリカ兵も、北ベトナム兵も、次々と銃弾に倒れていきます。
この映画は今までの戦争映画の中でも、かなり戦争をリアルに描いている方だと感じました。

人と人が殺し合うなど何の為だと、戦争の意義を求めたりしますがそこはやはり戦場。目の前に迫る敵は撃つしかない、撃たなければ自分がやられる。それはまさに地獄絵図。恐ろしさも出たりしてひいてしまうところもありました。これも狙いだとしたら、なかなかの映画ですね。

後、この映画は家族愛がテーマになっているようですが、そんなのはどうでもよかったです。まあ、感動して泣いたシーンはありましたけどね。
他には「プライベート・ライアン」にも出演していた、ジャクソンニ等兵(バリー・ペッパーという役者らしい)が、この映画にも出てきたのはちょっと嬉しかったです。今回は戦地カメラマン役で、なかなかいい役でした。
しかし相変わらず戦争映画は誰が誰だかわかりません。この映画ではムーア中佐とジャクソン(役名はジョー)以外は区別がつきませんでした。

映画の中では主役のメルギブソンが、あまりに出来る人を演じていたのでちょっと共感しにくい。またそのおかげで彼以外の人があまりパッとしない。ストーリーよりかは役者を観る映画のような感じです。
総評としては、思っていたよりはちょっと期待ハズレ。観て損は無いでしょうが、必見というほどでもないでしょうか。
今度はニコラス・ケイジ主演の戦争映画がまたあるようです。これも期待。
この日は続いてまた美松劇場へ向いました。サイナラ