「初恋のきた道」

18/Jun./2002

  

千里セルシーシアターお次は「初恋のきた道」です。
この映画も以前観た「活きる」、今日観た「あの子を探して」と同じチャン・イーモウ監督の作品で、日本でも割とヒットした感動の名作と聞いておりました。

映画の舞台となっているのはこれまた山奥の村。主人公のディ(チャン・ツィイー)は、この日街からやってきた若い教師ルオに恋をした。ディはその想いを伝えようと、数々の手作り料理を造ります。ねぎ餅、きのこ餃子、粟チャーハンなどなど、料理はこの映画のポイントのひとつになってますね。
しかしなんでしょう、中国映画に出てくる料理の数々はどれを観ても美味しそうです。例えたがが点心といえども美味そうに見えるのは不思議です。
以前観た「活きる」でも、子供がいじめられた仕返しにとラーメンだかを相手の子に頭からぶっかけるといういたずらシーンがありますが、その時の料理ももの凄く美味しそうで「うわぁ…もったいないなあー」と思いました。食べてみたかった。
やがて時代の波によって2人は離れ離れに。少女は来る日も来る日も愛する人を待ち続けます。果たして二人の恋の行方は?

僕が一番感動したのはやはり最後のシーン。息子がこの日教壇にたったところでしょうか。母が驚き、走って学校へ向かったシーンは感動です。少し涙がこみあげてきました(観た人にしかわからないですがすいまんせん)。

なかなかいい作品でした、でも僕としてはもっと感動できる作品を観たいかな。
千里セルシーシアターでは、今後も中国映画特集として「さらば、わが愛/覇王別姫」という映画も上映されます。また7月に入ると「宗家の三姉妹」や「こころの湯」といった他に、「少林サッカー」で日本でも一躍有名になった(僕もこの映画で初めて知りましたが)チャウ・シンチー主演の「食神」が上映されます。僕もまだ観てないので是非観ようと思ってます。 それではサイナラ