「聖石傳説」

22/May/2002

  

昨日は火曜日ということもあって、テアトル梅田は男性サービスデー。前から観たいと思っていました「聖石傳説」を観て参りました(字が微妙に違いますが、書体が無いのであしからず)。

時間は6時50分の回、日本語吹替版ですがこの時間からしか観る事ができないのでしかたがない。この日も時間ギリギリに間に合った程です。

テアトルで顔見知りの営業の方とお話ししていて、7月に上映予定の「ガウディアフタヌーン」という映画があり「この映画面白そうですねぇ」と言ったら「そーですねー...、まあこの映画は面白そうだなーと思って観ると期待を裏切られるかもしれませんのでそう思わずに観た方がいいと思います」なんて事を言われてしまって、返す言葉もありません。

さて映画の方ですが、観客はざっと30人は超えていたでしょうか、割と入ってると思います。
この映画は一言で人形劇。人形劇というとやっぱり僕はNHKの「三国志」を思いだしますが、人形劇でも台湾の伝統芸能、布袋戯(プータイシ)と呼ばれるものです。そしてこの聖石傳説は最新のCGによるSFXを駆使しておよそ人形劇とは思えない程のアクション活劇を演じている訳です。

武林と呼ばれる中国武術界に、魔魁(まかい)と呼ばれる、いわゆる悪の帝王が現れ、世界制覇を目論んだ。主人公の一人である、素還真(そかんしん)は仏教・儒教・道教の奥義を究めた三伝人と六大門派を呼び集め、彼らに魔魁を倒し封印させる事に成功する。

映画はナレーションから始まり、この魔魁との戦いがいきなり行われている。その戦いというものが、中国ではおなじみの剣が空中を飛び交い、ビームなんかを発射し、人がグルグル回転して飛び跳ねる
アクション活劇を人形を行っているわけだ。そのスピーディーなアクションは、目を見張るものがあります。しかしやはり人形なので、一瞬映るカットが足なのかどこなのかわかにくく、なれるまで最初は目が回る展開でした。

またこの魔魁の存在がこの後の映画の話には繋がらない。三伝人もその後全く登場しないなど何故こんな展開の話かわかりませんが、おそらく台湾ではTVシリーズか何かでやってるのでしょう。日本でも是非放映してほしいですね。

さて、物語はその後、非善類と呼ばれるメカニックな骸骨みたいな怪物達が登場し、全ての願いが叶うと言われる天問石(てんもんせき)を捜し求めて悪事を働きだす(この非善類、声優が原口あきまさでした、変な関西弁でちょっと雰囲気にあわないのですが、それはそれで面白い)。

その後の話は観てのお楽しみですが、別に映画は必見と言うわけではありません。僕はけっこう楽しめたかな、こういの好きな人にはうけると思います。

後で知りましたが、布袋戯はすべての登場人物の声優を一人の人が行っているとか。そう考えるとやはり字幕版が観てみたかったです。

次は天六でそろそろ「あさま山荘事件」を観ようと思います。ではサイナラ