「ザ・トレンチ 塹壕」 |
20/May/2002 |
最近「映画にはまっている」とまわりによく言われます。
この感想文も、もう少し日にちがたってから書いた方がいいのかもしれない。でもそれだとやっぱり内容を忘れてしまうので今書いておこう。 さて、先週はなにかと時間が無く、なかなか劇場に足を運べなかったのですが、休日を利用してまた映画を観に行きました。 場所は飛田のトビタシネマ。時間は15:20からの回。ここでは3本立てで映画を上映しております。入場料も800円と各安なのには驚きますが、何よりこの映画館、休日ということもありますが観客がオヤジオヤジで一杯。おまけ足元はゴミで足の置き場がないほど。オヤジどもは上映中ガサガサするわ煙草に火をつけるわ、もうたいへん! 座席も背もたれがやたらと固く短いので最悪の映画館でした。とても映画を観る環境ではないのですが、ここでしか上映していないからしかたがない。
僕が観たのは「ザ・トレンチ 塹壕」という第一次世界大戦のフランスはソンムの戦いを題材にした戦争映画です。
物語りはこの新兵達の話が主で、新兵の1人が持ってきた女性のヌード写真。塹壕の覗き穴から興味本位で外を覗いて狙撃され負傷するビリーの兄。また給食係の3人が食料庫に向かう途中、敵の爆撃に直撃し、無残にこっぱ微塵になるエピソードなど...。 彼らはこの戦いがどんな意味を持つのか、何故戦うのか、そんな事を考えることもなくただ仲間を殺した敵を憎み、命令に従い、文句を言いながらも、戦い続ける。これも戦争という中の一部分だと考えさせられます。
物語りの方は終盤、攻撃命令が出され兵士達は塹壕を出て行きます。中には恐怖の中から酒に溺れ銃もろくに持てないもの、自分で自らの足を撃ち抜いて負傷し戦いを放棄するもの。さまざまな人間がいる中ビリーは皆と一緒に塹壕を這い上がり、敵陣に向かって一歩一歩進み出した。 トビタシネマはとても映画を観れる環境じゃない、こんなところはさっさとオサラバと次は梅田に戻りました、サイナラ。 |