「Fightin' Sanfrecce〜 サンフレ日記/06年03月」


3月28日


ボクが東京で楽しんでいる間に、サンフレはガンバに完敗している。
5節が終わって2分3敗。ホームでは開幕から、アントラーズ・レッズ・ガンバと強豪相手の闘いだった。結局、その三戦はこてんぱんにやられての三連敗。もう深々とため息をつくしかない...。

詳細については、実際に観戦していないのでコメントのしようがない。でも、なんとなく想像は出来るし、その想像は大きく外れていないような気もする。ここでボクがいくら嘆いたところで仕方ないし、意味も無い。だから、プラス志向で今後のことを考えてみたい。

もし、リズムが悪いだけの“軽症”であるならば、今必要なのは「きっかけ」だけだ。
次節はアルビ戦、もし勝てれば順位は軽く12位までジャンプアップが可能。それに連勝して勝点6を積み上げられるとしたら、最高6位、悪くても中位以上だって有り得る。だから、今の時点で勝点や順位に一喜一憂する必要はまるでない。まして、一つ勝てれば、それをきっかけにして事態は一気に好転する。
何も心配する必要は無い。

が、もし、もっと他の理由があり、症状が“重症”であるならば、必要なのは「姿勢」。それは、選手たちの姿勢であり、監督の姿勢であり、クラブの姿勢である。
選手たちは、ひたすら自分を信じ、チームメイトを信じ、そして監督やコーチを信じて勝利を体現するしかない。
監督は現有の戦力でいかにして次節のアルビ戦に勝利するのか、それを考え実行することが一番求められている。そのために必要な手を打つ。練習をする、戦術を練るのだ。
それでは、クラブの姿勢とは何か。今のチームを冷静に分析して、今このチームに欠けているのが何なのか、それに対してクラブとして打てる手は何なのかを考え実行して欲しい。緊急補強なのか、指導者の更迭なのか...。

ボクたちは何も悲観したり、落胆したりする必要は無い。ただ、必要なのは熱いサポート、そして後もうほんの少しだけ我慢することだ。

それにしても難しいのが今日から始まるナビスコカップ。このカップ戦をどう闘うのか、チーム状態がもう一つだけに、これは難しい。
今日はフクアリまで遠征してのジェフ戦。サンフレは寿人と駒野の二人を欠き、ジェフは阿部に巻の二人がいない。お互い調子が上がらないだけに、どちらがきっかけを掴むのかがポイントになるのだろう。
難しいのではなく、実はとっても大切なゲームなのだ。

3月20日

アントラーズやレッズとのゲームでは「勝ったらいいな」と思って応援しているけど、相手がパープルサンガだと「勝って当たり前」という気持ちで観戦していたし、今シーズンはじめてリードしていただけに引分けという結果に対して落胆してしまう。
でも、冷静になった考えれば、今のサンフレの状態からすれば、たとえどこのクラブが相手であったとしても引分けに持ち込めただけ(負けなっただけ)マシだったのかもしれない。

西京極はスタンドとピッチとの距離が微妙に遠いし、スタンドもかなり低い。
これが観る側に微妙な影響を与える。すなわち、ちょっといつもとは違う心理状態でゲームを観る。冷めたというか、突き放したというか。つまり冷静に観てしまうのだ。

すると、今季のサンフレが目指しているサッカーがわからなくなり、チームの粗ばかりに目が行く。
まず、中盤でボールの収まりどころがないのだ。この夜はカズが欠場していたので余計にそう思えたのかもしれない。ゲームメークもヘチマもなく、ボールをカットしたらワンタッチかツータッチで縦へ蹴り出すだけ。これをいとも簡単に跳ね返されてしまうと、打つ手がない。中盤での司令塔がいない。一本調子の単調な攻撃の繰り返し。
もう一つは、公太や駒野が相手サイドのゴールラインまでボールを持ち込んでクロスを上げることがない。サイドを全く有効に使えていない。公太や駒野にボールが廻っても、アーリークロスをセンターに放り込んでしまうだけ。これでは分厚い攻撃は望めないし、相手はセンターに固まっているだけで良い。崩せていないんだな。
最後に守備陣の崩壊には目が覆いたくなる。カウンターを喰らうとあたふたしてしまい、お見合いをしてしまっている。もっとアグレッシブに行かないと...。
しかし、これでは前節の感想と変わらない(課題点があんまり修正されていない)。

小野監督はボクとは較べられないほど、真剣にしかも時間をかけてチームのことを考えているはず。だから、ボクがあれこれ言わなくてもわかっているとは思うけど、それにしてもなぁ...。

このサンガ戦、ジニーニョは出場停止。カズが体調不良で欠場。ウェズレイは何かの事情で先発回避(それともスタメン落ち?)。それぞれ吉弘、大木、上野はそう悪くなかった。でも、考えて見ると今季のサンフレも決して層が厚いとは言えないのだな。
次節は、不可解な判定で退場になった下田も出場できない。ますます心配になってきた。

短視野的な見方をすれば、中盤にリズムを変えられるドリブルが出来て、バランスを取ってゲームが創れるパッサーが必要だ。好調ならカズがその役割を担うはずだけど、現状では苦しい。だから、ベッドをトップ下に置いて真ん中でプレーさせたらどうだろう(公太とのコンビはそんなに上手く行っていないようだし)?
あるいは、誰かを他のクラブから獲得するか...。

次節ガンバ戦のボクなりの布陣は...。

         ウェズレイ    佐藤寿
              ベッド

          高 柳     森崎浩
              戸 田

    服 部    吉 弘   小 村    駒 野

              木 寺

3月20日

シーズンが開幕して3ゲームを消化。
ボクが現地で観戦したゲームは連敗。未だに勝ち星がないのは淋しい限り...。

問題点は幾つかあると感じた。
一つ目。攻撃が単調になっている。意図がある横への展開などは皆無に等しい。クリアにも似た前への縦パス主体で、単に前に蹴ってははね返されている。これは下手な高校のサッカーと一緒だよ!
二つ目。フラットな中盤が機能しているとは思えない。流れるようなパス回しや 公太や駒野への展開が姿を消している。攻撃にも守備にもこの体形は貢献していない。ベッドは左サイドに張り出してのプレーには向いていない、どちらかというとトップ下でのプレーヤー。おかげで両サイドを生かしたプレーが激減している。
三つ。守備が崩壊している。昨年誇った堅守のサンフレはいったいどこへ行ってしまったのだろう?
1点目は仕方ないと言えば仕方ないけど、ボクには下田のポジションミスだと見えた。2点目はポカミスだし、3点目4点目は完全に崩されての失点。3試合で9失点とは...。ついでに言えば下田のキックについても苦言を呈したい(はぁ...)。
四つ。このゲームに関しては不可解な笛やカードが多すぎた。これってどうなんだろう。ボクはサンフレ贔屓でゲームを見てしまうのだけど、昨日の扇谷氏はひどかった(ように見えた)。ジニーニョの一発レッドのプレーはレッドに値する反則だったのか? ボクには反則にすら見えなかった。それどころか、レッズのスライディングにはほとんどホイッスルもなし、カードも出ないのには理解に苦しんだ。もちろんゲームには流れがあり、ジャッジにも流れや理由があるものだ。そんな中で何かがあったのだろうか? あのレッドカードまでは、雨の中でも充分観る価値があったゲームだけど...。
五つ。ビッグアーチが駒場スタジアムと化していた。事前に「今日はレッズサポが多いやろな」とは思っていた。ビッグアーチへ向かうアストラムラインの中も赤いのが多かった。数の上ではサンフレサポの方が多かったが...。声の出方が違ったなぁ。ボクはリーダーに引っ張られるような(プロ野球のような)応援は苦手だ。今年に入ってから濃いサポーターが二箇所で声だしをするようになっている。また以前のように分裂したのかな? ボクはビッグアーチではゴール裏で静かに(?)見ているのだけど、サンフレには自然発生的な声出しが似合うのかな?
そして最後。もっとシュート練習を! ベッドは2ゴールは決めていた(はず)。ゲームの開始直後、あのオーバーヘッドが決まっていたらなぁ...。

気を取り直して、あさっての祝日は久し振りに西京極へ。サンガお帰りなさい。ナイトゲームで冷え込まないかちびっと不安ですが...。次節、ボクの理想のオーダーは...

         ウェズレイ    佐藤寿
               大 木

               ベッド
          森崎和     戸 田

    服 部    西 河  小 村    駒 野

               下 田

来週末はガンバ戦。ビッグアーチへ駆けつけたいところだけれど、外せない用事があって東京へ行きます。TVもネットも駄目なので、夜のニュースまでお預けですね。いやいや果報は寝て待て。待ってます。はい。

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