#027・桶のツバキ

ひっそりと咲く、繊細で上品な花

(2004/Feb./21撮影)

もうおわかりだと思うけれど、ボクは小ぶりで一重の猪口咲きの花がお好み。
だから、拙宅にはあまり八重や千重咲の花はない。その中でも珍しいのが今回紹介する「桶のツバキ」。
このツバキ、実は園芸種ではなく、茨城県に住む姉の家の近くにあったツバキの実が持ち帰り、それが大きくなった。成長力が旺盛で、グングン大きくなり、今ではプラスチックの漬け物桶に鎮座している。だから、いつの間にか「桶のツバキ」と呼ぶようになった。なんとも芸のない話しですいません。

数年前までは斑は入らなかったのに、このところ紅地に白い縦絞りが入るようになった。このように、すこしずつ花が変化することがあるのも面白いですね。
で、咲ききってしまえばあまり面白くない(単にボクの好みではない)ので、まだ開く前の写真を今回は起用します。
何かバラのツボミのようにも見えますね。

自信が実生なのに、今まで決して結実しない不思議さも併せ持っています。

※どんどん花が咲くのに、さぼっていたので写真ばかりが溜まってる!!!
(文:04/03/13、写真:04/02/21)

 

紅に不規則な桃縦絞り 千重咲き 中輪