「ラブゴーゴー」 |
台北の街が舞台の普通の人たちの恋物語 |
今回は「愛情来了(邦題:ラブゴーゴー)」。97年の台湾の作品。 さて、この「ラブゴーゴー」、30過ぎのパン職人と、このパン職人と同じ下宿に住むハタチ過ぎのかなり太めのOLの、それぞれの恋物語を描いた作品なのね。
パン職人のアシェンは、自分の店にいつもレモンパイを買いに来る、足の悪い美しい女性(リィーフォア)が、実は自分の小学校の同学(同級生)だと気づく。彼女を見たアシェンは、もうずーっと前に忘れてしまっていた、リィーフォアとの想い出にひたり、美しく成長した彼女に恋してしまう。
一方、太めのOLリリーは、ある日、道端でポケベルを拾う。そのポケベルが鳴るたびに「何かいいことがあるかもしれない」と胸をときめかすのね。まるで恋人からの連絡が入っているかのように...。
ここでは、それぞれの「恋の結末」は申しませんが、恋って、なにも美男美女だけがするものではなくて、誰でも経験するもの。そんな、当たり前のことを台北の薄暗い下宿に住む仲間を通して、僕に語りかけてくたのがこの「愛情来了」(意味は「恋は(突然)やって来た」)です。 「ラブゴーゴー」は残念ながら24日(今日)まで。もう少ししたら多分ビデオになるから、それまで待つか、「ぴあ」などでチェックしてどこかでご覧下さい。 台湾の大地震の早期復興を願って。 次回は、いよいよ「クンドゥン」。 おしまい。 |