レッドクリフ PartI

すざましいまでの迫力!



  

「レッドクリフってなに〜?」っと最初はそんな感じ。
でも、新聞にドカンと掲載されている広告を目にして、その思いは一気に解決! 「そうか、三国志の「赤壁」の英語表記なんや〜!」
しかも、金城武にトニー・レオン、おまけに中村獅童も出ているのなら、観逃すわけにはいかないな。
というわけで、プレオープンしたばかりのガーデンシティの中にあるTOHO西宮OSへ行ってきました。しかも一般料金でプエミアムスクリーンに入れるという割引券持参。

この映画をきっかけにして、燃えに燃えて北方謙三の「三国志」の世界にとっぷり浸ってしまったわたし。いまさら「レッドクリフ」の世界には戻れない...。
で、映画のお話しを思い出しながらはたと気が付く。「そうか、“赤壁の戦い”って、中国では歌舞伎みたいなモノなのね」
すなわち、三国志や赤壁については前後や背景をくどくどと改めて説明しなくても、お約束としてそんなこと誰でも知っているワケなんだ。だから、劉備元徳を誰がどんなふうに演じるのか、曹操は、諸葛孔明は、関羽は、張飛は、趙雲は?という感じなんだろうな、きっと。これって、多くの歌舞伎の演目も同じ。誰がどんな風に弁慶を演じるのか、いがみの権太は?って感じなんでしょう。

さて、映画。
これはものごっつい予算と時間とパワーをつぎ込んでいる! まぁ、今や中国以外ではこんな映画撮れないでしょうね、きっと!
呉の周瑜にトニー・レオン、孫権はチャン・チェン、魏の曹操にはチャン・フォンイー、蜀の劉備元徳にはヨウ・ヨン、参謀の諸葛孔明には金城武...。中村獅童は呉の将軍役。
正直言って、キャストにはやや不満が残るけれど、まぁこの壮大なスケールだけに許します(ボクが許しても仕方ないけど...)。

で、いよいよ赤壁での決戦の火蓋が切られようというところで、“続く”となるわけです。はい。

ストーリーはともかく、まぁ、どっか〜んというスケール感を是非ご覧頂きたいですね。ちょっと気になったのが、ヴィッキー・チャオ「あゝこの人もお年を召してしまったのだなぁ」としみじみ思ってしまいました。

当然、みなさんもpart2をご覧になりますよね。

再見!