モン族の少女 パオの物語 |
美しい風景の中にも“悩み”はあるんだなぁ |
こないだ観たのが「雲南の少女 ルオマの初恋」で、今回は「モン族の少女 パオの物語」とは...。雲南省とベトナムの違いはあるとは云え、どうも芸がないネーミング。原題そのままの意味なんだろうけど、邦題を考える際にはもう少し考えてもらいたいな。
このお話しはルオマのように、伝統的な生活と近代化とを単純に対比するのではなく、伝統的な生活を営むパオが内面に抱える家庭的な問題を深掘りしながら、近代化への道筋を探っていこうという趣向。
最初は何がなんだかよくわからない。いきなりパオのお母さんが川の流れに身投げして、村人が総出でその流域を捜索するところからスタートする。
美しいく素朴な田舎での暮らしの原風景、淡い恋心といった変質しない美しいものと、愛情の対象としての家族や自分の心に対する正直さやといった少しドロっとしたものとが対照的に描かれていく。
観ていて爽やかな気分になれるのかは疑問。 おしまい |