頑張れグムスン/Saving My Hubby

多士済々の脇役陣に注目!



  

忙しさと肉体的、精神的疲労を理由にして、映画館の暗闇から遠ざかっている。
「アカンなぁ」とは思いながらも、なかなか映画館まで出掛けられない。しかし、少しずつ状況は好転しているから、そのうちに...。
今回はそんな状況を鑑み、年末にお邪魔したソウルで投げ入り状態で売られていたVCDを拝見したレポートします。
画質はDVDがいいのに決まっている。でも、拙宅のパソコンで再生するのならVCDでも十分遜色ない。価格は1/7ほど(DVDは25,000ほどでVCDは3,000ウォンほどで手に入ります)だし、リージョンコードとは無関係なのもメリットの一つ。
これは、ジャケットを見て「ペドウゥナが主演しているんやな」と軽い気持ちで買った一本。
そう言えば同じタイトルのTVドラマもかなりの人気だったたようですね(未確認だけど、お話しは全く違うと思う)。

この作品、韓国映画の脇役好きにはたまらない!
この映画をご覧になる前に一本でも多くの韓国映画をご覧になっておくことをオススメします。とにかく、出てくる人、出てくる人がいちいち観たことある人なので、その記憶を手繰っている間にストーリーに付いていけなくなります(っちゅうことはないけど)。
アンチ・スターシステムで創られているわけではないけど、主演はご存知のペドウゥナと「接続」でチョンドヨンを振ってしまうギチョルを演じたキムテウ。この二人以外はバイプレーヤーのオンパレード。黒社会の親分チュヒョンは「家族」でお父さんを演じていた人だし、ペドウゥナのお母さんには「人魚姫」でチョンドヨンの“カ〜ッペッ”のお母さん(コドゥシム)、コンビニのアルバイト店員イジヘは“島の先生”だしね。その他にもほんま“枚挙の暇が無い”とはこの映画の出演者を指すための言葉なのかと思ってしまいます。
何人わかったかによって、観る人の“韓国映画迷度”が測れるのでないでしょうか?

ストーリーそのものは、まるで他愛のない話しで、朝の5時に息子の家を訪ねて来る舅と姑もどうかとは思うけど、それ以上に思うのは、まさしくタイトル通りで「ガンバレ!グムスン!」もうこれしかありません。
詳しくは、それこそご覧になってのお楽しみですね。
ペドウゥナが今まで出ていたお話しとは少し異なるのも事実ですが、ボクは彼女の魅力がかなりストレートに表現されているいい作品だと思います。この人、思っていたよりもいろんな芝居が出来るんやなと感心してしまいました。

日本で公開されても「そこそこお客さんが入るかな」なんて思っていたら、同じタイトルで公開の予定があるそうです。
お時間があれば、ご覧になっても損はしない作品なのではないでしょうか?

おしまい。