みんな、大丈夫?

来年以降もよろしくお願いします!



  

「2006 大阪韓国映画週間」の三日目。この日は平日だから空席も目立つ、と言ってもいつものシネフェスタの月曜に比べると、もちろん良く入っている。ボクもなんとか都合を付けてやって来ました。

キムホジョンが主演の家庭コメディ。
このキムホジョン「吠える犬は噛まない」でイソンジェの奥さん役、「花咲く春が来れば」ではチェミンシクの恋人役でした。観たいけどまだ拝見していない「ピーターパンの公式」にも出演しているようですね。
妙な色っぽさがあるわけでもなく、目が覚めるような美女でもない。だけど、人を和ませる(癒し系?)独特の雰囲気を持っている女優さんですね(舞踊の先生としてはかなり厳しそうだったけど)。

最終的にはほのぼのとした印象を抱く。
周囲から見れば、特に問題も無くありふれた家族かもしれないけれど、当事者にとってみれば“ありふれた”日常なぞあるはずもなく、周囲からは見えないだけで、やっぱり誰もが、どこにでも問題は抱えているものなのだ(当たり前か)。
そうなんだけど、これを映画として拝見するのはちょっとしんどい。思わずニヤっとするする場面も少なくはないけれど...。

何やらフクザツな背景があるキムホジョンの実家の事情が徐々に紹介されるうちに、夫婦喧嘩の末に旦那は家を飛び出してしまう。認知症の父親が行方不明になり、息子が急病で入院してしまう。こうしてドラマとしては動き出すのだけど...。
こうして、雨降って地が固まるの典型的なパターンなのかもしれませんね。

キムホジョンやキムユソクが悪いわけではないけれど、ボクが思うに、もっと個性(アク?)が強い俳優さん同士の組合せの方が良かったかもしれません。そんな気がしました。
韓国での興行成績がどうであったのかは知りませんが、TVドラマであればいざしらず、劇場公開ではいささかしんどかったかもしれません。

何かの拍子(出演者の誰かや監督が急にブレイクするなど)に再評価されることがあるかもしれませんが、まぁ、かなり地味です。
次回どこかで上映されることがあるかもしれませんが、ムリしてまでご覧になる必要はないかもしれませんね。

出版社に勤める旦那(キムユソク)の友人。その職場にいた女の子がかわいくて、この子がお話しに絡んでくるのかとちびっと楽しみにしていたのに、出番があれっきりとは...。ちょっと淋しかったです、ハイ。

この後も「2006 大阪韓国映画週間」の上映は続き「嫉妬は我が力」「ネギをサクサク、卵をポン」「ドント・ルック・バック」「麻婆島」が上映されています。ボクはもう行けなかったのですが、きっとそこそこの動員があったのではないでしょうか。
こういう催し今後も続けていただきたいです。劇場公開は難しそうな地味目な映画ばかりで、このような機会が無ければ大きいスクリーン、しかも日本語字幕付きで拝見できるチャンスはありません。ボクも時間と体力が許す限りは参加しますから!

おしまい。