嫌われ松子の一生 |
いいねぇ、伊勢谷友介の声! |
今年もたくさんの映画を観逃してしまっている。あかんなぁ。「明日の記憶」もそうだし「嫌われ松子の一生」も...。しかし、観逃していても、縁があればいつかスクリーンで出会えるものだ。どうしても出会えなければ、それはそれで縁が無かったと諦めるしかない(それとも、その縁を求めて西へ東へ...?)。 だいたいどんなお話しなのか、その輪郭は知っているつもりだった。でも、いつかは観るつもりだったので、その情報にはなるべく触れないでおこうとしてきた。 で、観終わって一発目の感想「伊勢谷友介ってええ声してんなぁ!」 もちろん、主演は中谷美紀で、まるで彼女のワンウーマンショウなのはわかっている。でも、ボクは男ながら伊勢谷友介が良かった。彼はこんなにかっこええ役者さんだとは知らなかったなぁ。
大ヒット(?)した作品だし(職場の若い女の子たちも、封切りそうそうに観に行っていた)、いまさらここでストーリーをボクが紹介したところで仕方ないでしょう。
ボクでも知っている顔が随所に出ていて、脇が濃いのも特長のひとつかな。この辺は製作にTV会社が控えている影響力なのでしょうか?
刑事が持ってきた写真だけでは伊勢谷友介だとは気が付かなかった。AV社長(黒沢あすか!)の回想シーンでアパートから飛び出してくる兄ちゃんの声にしびれ、時を置いてもう一度今度は松子の回想で成長した教え子として美容室で再会するシーンでもわからなかった「誰やねん、このええ声は!」。
梅雨頃に公開された作品を師走を目前にした今頃になって拝見してオススメするのも気が引けるのですが、なかなか面白い良く出来た作品だと思います。 おしまい |