奇跡の夏

子供の純真さに感動する



  

韓国での公開時のタイトルは「アンニョン、兄ちゃん」でした。天才子役として名高いパクチビンが主役。このパクチビン「青春漫画」でクォンサンウの幼少時代を演じていますね。

お涙ものとはわかっちゃいるけど、不思議とあざとさは感じません。
兄弟っていいね。兄は弟を思い、やんちゃで生意気な盛りの弟は兄のことを思う。当たり前のことなんだけど、こういう難病ものでないと正面切って描けないのはどうしてなんでしょう。

普通に暮らしていた一家。二人兄弟のの兄ハンビョルの様子が一変し入院する。ハンビョルは小児ガンに侵されていることが判明。そのまま長期の入院。今まで好き放題に甘えていた弟ハニの生活は一変する。苦しむハンビョルの姿を見て、ハニは自分自身もどんどん変わっていく。

クラスメイトとともに、もう一度ターザンから水を貰うために森に出かけていく。そして人気者のコメディアンに病室に来てもらうためにナイトクラブに押しかける。
結局、難かしいことや打算的ではない子供たちの行動に観ているこちらは胸を打たれてしまうわけだ。こうやって思い出しながらテキストを打っていると、何故かこの後に見た「ゆれる」の兄弟のことを思い出してしまう。人間は成長してくいと、どうしても損得を計算してしまったりして、純粋さを失っていくんだなぁ...。

いいおお話しですので、チャンスがあればどうぞ。

アンニョン!