僕の、世界の中心は、君だ。

元作に負けず劣らず、いいお話しです



  

先日お邪魔したソウル。「グエムル」の公開に合せて行ったので、ガンちゃんもペドゥナも出て来てくれて舞台挨拶をしてくれました。
そうこうしているうちに、なんと大阪ではチャテヒョンとソンヘギョが二人揃って試写会で舞台挨拶をするらしい。運良くその試写状を入手できたので喜び勇んでリサイタルホールへ行ってきました。

映画は昨年の暮れにソウルで拝見した「波浪注意報」、邦題は「僕の、世界の中心は、君だ。」。
日本中で大ヒットした「世界の中心で、愛をさけぶ」のリメイクなのはご存知ですよね。是非、字幕付きでもう一度観たいと思っていただけに、嬉しい限り。
普通の試写会なら、空席があったりするものだけど、この日は超満員。その上、立見の方も大勢いらして、通路にもたくさん座ってる。95%ほどが女性で、男性は数えるほどしかいませんでした。
上映に先立ってお二人が登場。ソンヘギョって、こんなにかわいい方だったの! 正直驚きました。う〜ん、いいなぁ...。
韓国の舞台挨拶は写真を撮り放題だけど、日本ではそうもいかない。でも、この日は違って写真もOK。凄いフラッシュ。どんなことをお話しして下さったのか覚えていないけど、素敵なお二人でした。

結局、日本での興行成績はどうだったかな?
この試写会の熱気のほどには話題にならなったような...。

改めて、日本語字幕付きで観るこの映画。実はかなりあっさりしているんだなと思った。それほどに純愛路線まっしぐら。
あんまり理解できていなかったおじいさんの初恋のエピソード。今回はちゃんとわかったけど、結局、初恋は成就しないもの。その繰り返しなんだ。初恋の人の旦那さんのお世話もして、そしてその人本人のお世話もするなんて、仕事とはいえなんとも因果で切ないものです。

日本版との大きな違いは、過去も現在もチャテヒョンが一人で演じていることと、現在のチャテヒョンが未だに過去を引きずっている生きていることでしょうか。
テープの代わりに、ポケベル機能の一部としてあったQ2サービスのようなものが使われているのも新鮮(これもソウルで観たときには理解できていなかった)。でも、これは手元に残すことは出来ない。時間の経過とともに消え去ってしまう。
だからなのか、訪れた島の民宿で彼女がしたためていた日記帳を発見する。あゝ、なんだかこの日記を読む彼の気持ちが痛いほどわかるな。

リメイクというよりも、同じ小説を原作としているけど、全く別のものとして観るのが正解のような気がします。どちらがいいのかは、観る人の判断に委ねられている。ボクはどちらも遜色がないいい作品だと思います。

そうそう、リメイクというと「イルマーレ」。元作はイジョンジェにチョンジヒョン。それがハリウッドでリメイクされ、タイトルも「イルマーレ」のままこの秋に日本でも公開されるとか。確かキヌア・リーブスの主演。観たいような、観たくないような...。
もう一つ、舞台挨拶といえば「スーパースター カム・サヨン」の公開に合せて、大阪のシネマート心斎橋でイボムスの舞台挨拶が行われえたようです。行きたかったけど、もうこの映画観てしまったしなぁ...。2回も舞台挨拶して、果たしてお客さんが入っていたのかも心配です。芸達者だけど、華がなくてちょっと地味目のイボムス。ボクは気に入っているんだけどなぁ...。記事によると、彼はやっぱりこの映画のために左投げの特訓をしたようですね。

さて、この「波浪注意報(邦題:僕の、世界の中心は、君だ。)」は、いい作品ですので、チャテヒョンというよりも、ソンヘギョの笑顔に会うために、DVDかビデオになってからでもご覧下さいな。

あんにょん。