風の前奏曲 |
ようやく巡り会えた |
ようやく巡り会えた「風の前奏曲」。いやぁまさに「待てば海路の日和あり」。今後もパルシネマさんには頑張っていい作品を上映していただきたい。 物語りの構成が惜しい。それとも、敢えて盛り上がりを避けて、淡々とした流れを狙っていたのでしょうか?
今まで、見たことも聞いたこともないなかったタイの伝統楽器ラナート(木琴の一種)。 このラナートが奏でる音色。怖ろしいほどに心地よい。う〜ん。知らなかった!
ひとつの盛り上がりが、青年ソーンが真のラナート奏者として目覚めるきっかけになったライバルとの競演会。どちらの演奏がどう凄いのかまではわからなかったけれど、クンインとソーンの弾き競べには迫力があった。
パーツに分けて語る順序をちびっと入れ替えるだけで、落涙必至の盛り上がりになったどろうに...。恋のエピソードも含めて、敢えて大人しい構成としたとしか思えない。
どうしても追いかけてまで観たいという作品であったのかどうかは、ちびっと疑問ですが、ご覧になっても決して損は無い作品だと思います。 おしまい。 |