プロデューサーズ |
「春の日のヒットラー」は一度観てみたい |
くすっと可笑しかったり、つまらなかったり。怖かったり、悲しかったり。爆笑したり、涙ぐんでしまったり...。 あれこれ考える必要はない。楽しいことだけを観て、このお話しの世界にどっぷりと浸ればいい。ミュージカルって上映されること自体がさほど多くはないけれど、出演者たちが突然歌いだすことに、違和感さえ抱かなければ、これほど楽しい映画はありません(きっと)。
このお話しの欠点を敢えて上げれば「最悪のミュージカルを仕立てて、上演を短期間で打ち切ればプロデューサーが儲かる」という仕組みが、イマイチ理解出来なかったことと、裏帳簿の存在だけでいとも簡単に逮捕され収監されてしまうのかも、よくわからなかった。
楽しくて幸せな気分に浸れるのは間違いありません。
ボクは米国の俳優さんたちにはとんと詳しくない。マックス(ネイサン・レイン)とネオ(マシュー・ブロデリック)の二人や、ドイツ狂の怪しい戯曲作家ウィル(フランツ・リープキン)などが著名な方かどうかは知らない。ただ、皆さんびっくりするほど芸達者であることは間違いありません。
どんなストーリーなのか、どんな人が出てくるのか、そんなことは知っても知らなくても、ちっとも関係なく楽しめます。実に楽しめる作品。作り手のサービス精神がびんびん伝わってくる作品ですね。 そうそう、この作品に関してはエンドロールが始まったからと云って座席を立ってはいけません。最後までしっかりご覧下さいね。 おしまい。 |