僕の恋、彼の秘密

台北が舞台だから観に行ったけど...



  

全く女性が出てこないというのもどうかとも思うけれど、実は見方を変えれば、なかなかピュアな恋愛感情を紡いだ青春物語りだったような気がする。
しかし、ボクはこんなお話しだとは全く知らず、単に台湾の作品だと思って劇場に出かけ、シートに座り呑気にビールを飲んだり、天草の皮をむいていたのだから...。

台北ではない地方都市に住む主人公の青年ティエン、休暇か何かを利用して台北に住む幼馴染のユーを訪ねる。冒頭にはプールのシーンが挟み込まれ、実はこれが伏線になっているはずなんだけど、後半にもあんまり生きてこないよなぁ。
その友人宅へ行く前に、台北駅の近くで待ち合わせしていたのが、メル友(多分)。このあたりからドキドキしてきて「ありゃ、しまったかなぁ?」なんて思い始めます。

結局、映画、特に恋愛モノは、恋する人たちに憧れを抱くのか、それとも同化出来るのかが大切だと思う。
でも、この作品の場合、ティエンの思いはわからないわけではないけれど、果たしてボクは主人公が思い焦がれるお兄ちゃんの良さを全く理解できなかった。この映画で語られる恋に対して同化出来なかったわけだ。
だからってこの映画がしょうむないのかと言えば、決してそうではなく、時折くすっと笑ってしまエピソードやシーンも散りばめられている。

しかし、ボクにとっては低調な作品。
ここまで女性が出てこない作品も珍しいね。
ひょっとして、今後この作品に出演者からトップスターに化ける人が出てくれば、再評価されるかもしれないけど、それも期待薄なのかな?

まだまだ底冷えがする1月の晩。仕事に追いまくられていたにもかかわらず新宿で拝見しました。大阪での公開は終了してたしね。
「こんなんやったら、ムリせんとはよ寝ればよかった...」(かな?)

おしまい。