こう次々と韓国映画が公開されると、追いかけるのが大変。もう何本かは観逃してしまっている。ダメですね。既に韓国で観ているならまだしも、未見の作品をせっかく日本で上映してくれるのに...。ぐっすん。
で、がんばって拝見してきたのが「オオカミの誘惑」。
「彼女を信じないでください／Too Beautiful To Lie Don't Believe in Her」 で、キムハヌルの相手役をしていたSMAPの中居くんにちびっと似ているカンドゥオンが主役で出ています。もう一人の相手役に、ちょっとチャスンウォンを若くしたようなチョハンソン。そしてヒロイン役でイチョンア。彼女は「ハッピー・エロ・クリスマス」にも出ていたそうですが、残念ながら全く記憶に残っていません（ごめんなさい！）。
お話しは「こんなことあるんかいな？」と思ってしまうようなストーリーだけど、映画だから許しましょう。
田舎からソウルへ出てきた女子高生チョンハンギョン（イチョンア）を巡る三角関係。このイチョンアに一目惚れしてしまったのが、パンヘウォン（チョハンソン）とチョンテソン（カンドンウォン）。この二人、実は名うてのプレイボーイで、ガールフレンドには事欠かない上に、通う高校こそ違え、お互いがライバルと認め合う仲。
不細工ではないけれど、決して目のさめるような美人ではないハンギョンにどうしてこの二人が気に入ってしまうのか...。謎は謎として、物語りはどんどん進んでいく。
やがて、ハンギョンのちょっと複雑な家庭環境や、新しく通うことになった学校のことなどもわかってきて、いよいよストーリーは佳境へ入っていく。
しかし、主演の三人。高校生役をするにはちびっと老け過ぎてはいないか？ 映画だから許すけど。
喧嘩や体力だけでは勝負が付かないヘウォンとテソン。しかし、何故かテソンはハンギョンから手を引いてしまう。それには深〜いワケがあったのだ...。なんともこの辺が韓国もののストーリーの王道を行くようでいいねぇ。
それにしても、最初はおどおどしているだけだったイチョンア。色っぽさとは無縁の場所にいるけど、お話しが進むにつれ、どんどんかわいくなっていく。いかにも、どこにでもいそうな“気のいいお姉さん”って感じなんだけどね。
はっきり言って、後半は少し腰砕け気味なんだけど、映画は一気に進んでいくから、さほど気にはならないでしょう。
軽い気持ちで、韓国の高校生主役のトレンディドラマを見るつもりでお楽しみいただけるのではないでしょうか。決して、いつ勉強するのか？ どうしてあんなに自由に使えるお金があるのか？ ハンギョンの妹タルム（チョンダヘ）は何を考えているのか？ なんて深く追求してはいけません。
ボクは怪談ものの学園ドラマよりもウンと楽しめました。
ビデオやDVDでご覧になってもいいと思います。
しかし、ボクが知らないだけで、カンドンウォンやチョハンソンは日本でも人気があるのかな？
おしまい。
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