誰にでも秘密がある

これがキラー・スマイル!


  

イビョンホンは大晦日の紅白にもゲスト出演。これっていったい...。
そのイビョンホンと「冬ソナ」のチェジウが出演している。「スキャンダル」ほどではないにしろ、「韓流」の本流を行く作品と言えるでしょう。その通り、この回のお客さんは50名ほど、その中で男性はボクともうお一人だけ。女性陣も年齢層がかなり高くて、普段のOSとは雰囲気が全く違う!

出来が悪いとか、面白くないとか、そんなことは無いです。ただ、ごっつい面白いとか出色の出来かと問われると、残念ながらそれほどでもない。そこそこは面白いけれど...。
映画を観ているよりも、TVドラマを見ているような気分になります(TVドラマはほとんど見ないけど)。逆に映画のほうが上映時間に制限がある分、掘り下げが浅かったような、そんな気にすらなりました。

三女ミヨン(キムヒョジン)がシンガーとして唄っているジャズクラブ(?)にスヒョン(イビョンホン)がやって来る。彼を一目で気に入ったミヨンは猛烈にアタック! デートに誘い、まんまとスヒョンのハートを射止める(?)。
この家族は三姉妹で、次女ソニョン(チェジウは)で大学院生。勉強一筋で未だに恋の経験も無い。本が恋人。長女ジニョン(チュサンミ)は著名な産婦人科の医師と結婚し、一女がいる。
そんな三姉妹とイビョンホンの関係はどんなふうに発展していくの?

これを書きながら思い出した、そうそう、この映画はさんざん拝見した予告編そのまま。予告編を見て「どんな映画かな?こんな映画かな?」と想像を膨らますことが肝要で、本編はその予告編以上でも以下でもない、そんな感じですね。

拾い物は、この三姉妹の下にいる一人息子ですね。この人「僕かの」にも家出少年の一人として出ていた。こんな美女揃いの姉なのに、どうしてこんな不細工な弟が?
それでも、なかなかの芸達者でアクセントになっています。今後、主役を張ることはないでしょうが、味のある脇として長く活躍してほしいです。名前はチョンジェヒョンという俳優さんで「夢精期」でデビューしたそうです、「ブラザーフッド」で悲しい捕虜の役をしてましたね。
長女役のチュサンミは「生活の発見/気まぐれな唇」に出ていたチャーミングな方。相変わらずいい感じでした。

最後のオチは、なんだかな。もう少し味付けが欲しかったような気がします。
まぁ、何と言ってもイビョンホンとチェジウの映画です。あんまり難しく考える必要はありません。彼のキラー・スマイルにメロメロになれば、何でも許せますよね(?)。
気楽にご覧いただけるラブ・コメディ。スクリーンで観るチャンスが無かった方も、ビデオやDVDでどうぞ。

おしまい。