狐怪談

このまま別れたら、私たちは終りよ


  

おっ、空気がちょっと入れ替わったみたい(なような気がする)!
湿度はうんと下がっている。九月に入っていきなりこれだから、案外秋の訪れは早いのかな?
九月が“苦月”となりませんように!

まだ暑かった八月の晩、新宿のレイトで拝見してきました。
この日はすでに四本も観ていたし、朝もかなり早かったので「もうホテルに帰って寝ようか」とも思ったけれど、この映画の大阪での上映予定は10月になってからだし、頑張って観ることにしました。
上映開始20分ほど前に映画館に着き、チケットカウンターで貰った整理券の番号は、栄光の「1番」。ちょっとびっくりした。もう少し入っていると思ったんだけどね。同時上映のレイトには大陸の「藍宇」。ありゃ、客層が全然違うよ...。

一言で証言すると「若き日のチョンジヒョンと、在りし日の栗田ひろみが出てる」となるでしょうか。これで世代がばれるな。

主人公の一人は「ホワイト・バレンタイン」の頃のチョンジヒョンの“生き写し”のような方で、もう一人はかつてのアイドル栗田ひろみ(ひろみの漢字が思い出せない!)にそっくり(そう言えば、ボクは龍角散の村路ひろみさんにも憧れていました)。

この朝一番で「バレエ・カンパニー」を観ているだけに、この少女たちが踊るバレエが情けないやら、頼りないやら。それは、なにも彼女たちが悪いのではなく、世界の最高峰との対比だから仕方ないね。
芸術家の卵が集う芸術高校(女子校)が舞台になっている。
バレエ部に所属する仲良しの二人組みが主人公。ソヒ(パクハンピョル、チョンジヒョン似)は自宅から通い、ジンソン(ソンジヒョン、栗田ひろみ似)は校舎の裏山に建っている寮で生活している。

学校の校舎から寮へ至る石段がこの作品の影の主役。この階段、普段はなんてことは無く、28段あるのだけれど、この階段を願い事をして数えながら登ると、ごくごく稀に29段目が現われる。そしてその時に願い事を頼むと、それを“キツネ様”が叶えてくれる...(らしい)。

この映画の中で、何度か29段目が現われる。そして少女たちがキツネ様にお願いしたことは...。

正直に言うと、これと言って見どころも無く、且つ恐くとも何とも無い。
ただ、韓国の若い皆さんの日常を垣間見ることが出来たのが収穫でしょうか。
主演クラスの“オルチャン”が三名出演しています、その中の一人にでも今後どこかスクリーンでお会いできたら嬉しいですね。

と、日記に書いておこう。
(この寒いギャグがわかったら、年がバレますよ!)

おしまい。