ほたるの星

お子さんと一緒に、是非!


  

このところ山口県をはじめとする、中国地区を舞台にした映画の公開が相次いでいる(ような気がする)。未見だけど「ロボコン」は徳山高専(山口県)だったし、「チルソクの夏」は下関、「機関車先生」は防府(山口県、主に香川県だけど)、「海猿」は呉(広島県)、「白い船」は平田市(島根県)、おそらくこの夏に公開される「父と暮せば」は広島(←この映画、とても期待しています!)、そして今回観てきた「ほたるの星」は柳井(山口県)が舞台になっている。その他にもまだまだあるょ。適度に田舎が残り、海も山もある中国地方は映画にしやすいのかな。

この映画は山口で先行上映されているのは知っていた。だけど、原作の本があるのは知らなかった。先日、書店さんでみかけて早速購入し、一気に読んだ。これが、まぁいいお話しなんです。
読み終わってから、もう間もなくOS劇場で公開されると知り、久し振りに前売り券を買いました。

おりょりょ!
何かイメージが違うぞ。まず、主演の三輪元(小澤征悦)。ちょっと太ったヒロミ・ゴウのような感じ。ボクのイメージと全然違う。それに七海先生。あっちゃぁ、この七海先生に山本未来とは、どんなセンスしてるんだか...。子供もなぁ、もうちょっと田舎の垢抜けない子供を使って欲しかったなぁ。比加里(菅谷梨沙子)も、確かにかわいいお嬢さんだけど、どうもなぁ、何か違う。

それでも、ボクの違和感とは関係なく、フィルムは廻り続け、物語りは進んで行く(当たり前だけど)。
お話しそのものは、わかっちゃいるけどジーンと来る感動モノ。原作とはちょっと違うエッセンスだけど、きっちりその通りホロっとさせられます。
大人ももちろん、もしお時間が許せばお子さまとご一緒していただきたいですね。三年生以上なら、きっと大丈夫でしょう。

どんなお話しなのかは、観てのお楽しみ(まぁ、だいたいの予想は付くでしょうが)。
順番としては、まずこの映画を観る、その後、原作を読んで感動を再び味わう、が“正解”のような気がします。原作→映画という順番はちょっと辛いかな。

改めて感じるのはホタルという生き物が持つ、得も言われぬ雰囲気。誰もが抱く幻想的で、ファンタスティックなイメージ。何か夢やロマンをかき立てられる生き物ですよね。ホタルに夢中になるのも、無条件に頷けます。はい。

もうしばらくOS劇場C・A・Pで上映しているはずです。
まだボクが若い頃、学校の先生になりたいと思っていたこともあったけれど、そんな思いがふと心に甦って来ました。

おしまい。