ちょっとピンボケの話題だけど、台風10号は直撃弾。選りに選って西宮市に上陸することないのにね。でも「台風の目」の中に入るという得難い経験を得られました。今まで「台風の目」とはどんなものなのか知らなかったからね。直撃の割には被害も無く、それはそれで良かったんだけど、北海道の日高では豪雨で河川が氾濫し、何頭ものサラブレッドが被害にあったらしい。ボクが20年程前に一夏過ごした牧場は新冠川のほとりに面していたけど大丈夫だったのかな? 少し心配。被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
今回紹介させていただくのは「ヤマムラアニメーション図鑑 vol.1」。会場は千里セルシーシアター。夏前にレスリーの追悼上映で来た小さいスクリーン。あの時は一杯に埋まっていた座席も今回は10数名ほど。この上映、関西ではここだけなのになぁ。台風だから仕方ないか。
「頭山」で今年のアカデミー賞で短編アニメにノミネートされ、一躍有名になった(ボクもそれで知った)。会場に来てみて初めて二部構成になっていてAプロ、Bプロに分かれていることがわかった。しまった、しかもこのBプロには「頭山」は含まれていない。う〜ん、これって騙まし討ちに逢ったみたいだ。
今まで観たアニメ作品とは、明らかに質が違う。
どう違うのかは例によって上手く説明できないのが哀しいけどね。
セリフによる説明はほとんど無い(これって、日本の市場ではなく、世界を意識しているのか? 確かに無国籍風)。そしてかなりの作品がとても短い。もうひとつ、子供向きではない(ような気がする)。
あまりストーリーもないので、珍しく睡魔との闘いになってしまった。そして、その闘いに敗れところどころで意識が飛んでしまったのはご愛嬌(かな?)。
それでは、各編を簡単に紹介しましょう。
「水棲」1987/5分
これはあまりかわいくない。どんどん絵が変わっていくこのヤマムラ・ワールドの入口にはいいかもしれない。あぁ、」早くも睡魔が...
「ひゃっかずかん」1989/12分
言葉をつないでしりとりをする。アニメと文字の動きが早くて、このしりとりに付いて行けなかったのが悲しかった。
「地球助骨男」1998/1分39秒
すいません。記憶にありません。
「ジュビリー」???
これも忘れました。
「Vibe-ID」???
これはCMなのかな。様々な場所から「Vibe-ID」が現れる。これが一番印象に残りました。
「伝説のワニ ジェイク」2001
何とも言えない作品。不思議なワニのジェイクがいろんな場所に姿をあらわす。それにナレーションが重なり...。TV番組の一部のようです。
「パクシ」1995/1分
デフォルメされた正体不明の生き物、バクシ。これもどんな絵柄だったのかは覚えているけれど、どんな内容だったのかはさっぱり思い出せないなぁ。
「ふしぎなエレベーター」1991/7分
ある日家を出てエレベーターに乗った少年が着いたのは...。これはファンタジー色の強い童話。少年はそこで黄色い小鳥を助け、再びエレベーターに乗って現実の世界に戻ってくる。
「バベルの本」1996/5分
珍しくちゃんとした(?)ストーリーがある。タッチの差でバスに乗れなかった兄妹はバス停のベンチに忘れられた本を開くと...。
おまけ「Pieces」2003/2分16秒
「Vibe-ID」のような感じの線画のアニメ。なかなか面白かった。
睡魔との闘いだけでなく、正直言って観続けるのが辛かった。
一本、一本のクオリティは高い(のだと思う)。でもそれを続けて観ると、それぞれがボケてしまい、とても疲れてしまう。
調べてみると、今後、神戸(アートヴィレッジセンター)、京都(東一条チャオシネマ)での上映が予定されているようなので、気になる方は一度ご覧ください。
おしまい。
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