「トエンティマン・ブラザーズ」

大量の現ナマは大変だ


  

つい先日まで「涼しい」とか「冷夏」とか言っていたのに、八月に入ったとたんに一転してこの酷暑。身体がこの変化についていかない。もう、これは完全に「夏バテ」。もう若くないなぁ。
この映画はまだそんなに暑くない頃に天六のユウラクザで観てきました。オーストラリアの作品「トエンティマン・ブラザーズ」。そうそう、ガイ・ピアーズはオーストラリアの俳優さんでしたね。
やけに画面が白っぽいのは演出ではなく、フィルムのせいでしょうか?
これと言ってたいしたお話しではなく、この作品が日本で公開されるのはガイ・ピアーズが出ているからなんでしょうね、きっと。

冒頭、よく理解できないままに画面はどんどん進んで行く。刑務所に収監されている三人の男が突然釈放される。そして、その足で現金輸送車を襲う。その手口も鮮やかだけど、演出も見事だ。一気に映画の世界に引き込まれる。
と、ところが、この後、何故か演出のテンポは急にトーンダウン。お話しも陳腐化してしまうんだなぁ、惜しい。
この三人、実は兄弟だったことがわかる。事件の実行犯はこの兄弟だけど、実は弁護士や警察の幹部(?)が裏で糸を引いているようだ。そして、例によって仲間割れが起こる。しかも、弁護士はガイ/ピアーズが入獄中に彼の奥さんと出来てしまう。
再び刑務所に舞い戻った三人は、次の依頼のときに黒幕たちに対してひと泡吹かせる計画を立てる。この計画は見事に成功したかに見えたんだけど...。

まぁ、特にこれってとこもないんだけど、チャンスがあればご覧ください。残念ながら天六での上映は終了しています。
しかし、現金ってたくさんあると運ぶのも大変そうだし、隠しておくのも難しいのね。勉強になりました。

おしまい。