「パルコ フィクション」 |
果たしてパルコの実態は? |
あまり好きじゃないけど、関西ではここシネマ・ドゥだけでの上映だから仕方ない。梅田からバスに乗って心斎橋へ(知っている人は知っていると思うけど、ボクは「バスが大好き」なのです)。
全部で5話+エンドロール。
「入社試験」は、ようやくパルコの面接に漕ぎつけた女子学生が、上手く受け答えできず、一緒に面接を受けた東大生に嫉妬を燃やすあまり、面接中に鼻血を出してしまう。ところが、落ち込んだ彼女が面接が終わってビルから出ようとするところで、追いかけてきた面接官から「この封筒を最後まで開けなかったら合格だ」とどこにでもあるような封筒を手渡される。彼女はどうにかしてこの封筒を開けようと努力するのだが、果たせず、そのままこの封筒のことは忘れてしまう。そして、見事パルコに入社した頃、彼女は仕舞いこんであったこの封筒を再び手にする...。女子学生役をしている女の子(真野きりな)、なんともとぼけたでも味がある女優さんでいい感じですね。 それぞれのエピソードが独立している訳ではなく、それぞれの登場人物が少しずつ各話に顔を出して盛り上げてくれます。他のエピソードも程よく練られており、ニヤっとさせてくれる佳作揃いです。決してパルコのプロモーション作品ではなく、各エピソードの切り口にパルコが使われているって感じですね。 残念ながら上映は終了してしまいましたが、チャンスがあればご覧になっても損のない作品なのではないでしょうか。 次回は二コール・キッドマン主演のコメディ「バースデイ・ガール」、その次は今が旬なのかこの「パルコ フィクション」にも出ていた唯野未歩子主演の「さゞなみ」をご紹介する予定です。 おしまい。
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